【人生100年時代!?】長生きしたければ“健康寿命”を伸ばす努力が必要 | 母がアルツになりまして。~頑張らない介護と私の日常〜

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2015.2.18に子宮筋腫の開腹手術を受けました。
闘病日記。
2022.10〜認知症母の介護日記。メインは介護や実家の管理について。他に趣味ネタ(サザンとか)・時事ネタなど色々なテーマについて書いています。別ブログから順次転載作業中。

桂由美さん、小山内美江子さん死去 90歳超で穏やかな最期を迎えられる人は?…高齢者施設で元気な人はほとんどいない現実


以下、上の記事からの抜粋です。


最近亡くなった90歳超の有名人

・桂由美さん(ブライダルデザイナー):94歳。亡くなる4日前に「徹子の部屋」の収録をされていたそうで、ピンピンコロリ(PPK)だったと思われます。

・小山内美江子さん(脚本家):94歳。「3年B組金八先生」などの手掛けた脚本家。死因は老衰。

・キダ・タローさん(作曲家):93歳。4月19日放送の「探偵!ナイトスクープ」に最高顧問として出演。収録は今年2月頃で、収録後に体調を崩し、入院。退院後は自宅療養するも体調が戻らす他界。



「人生100年時代」と言うけれど…

2023年9月1日時点での住民基本台帳に基づく100歳以上の高齢者数(厚生労働省発表)は9万2139人(うち女性が約89%)。
同時期の総務省の推計では、65歳以上の高齢者数は3623万人。
100歳以上は高齢者人口の1000人に2、3人という割合になります。
厚生労働省発表の「簡易生命表(男女それぞれ10万人の出生に対して年令別の生存率)」によると、90歳まで生存する人の割合は、男性が25.5%、49.8%となっています。
最も亡くなる人が多い年齢は男性88歳、女性93歳です。
男性にとっては90歳にも壁があるのが、統計から見た現実です。
「平均寿命」だと早く亡くなる人も含まれてくるので、男性81.05歳、女性87.09歳と90歳に届きません。



90歳以上の6割が認知症という現実

高齢者施設にいる90歳以上の多くは何らかの疾患を抱えているか、寝たきりで、元気と呼べる人は殆どいません。
自宅にいる90歳以上の人でも家族のサポートや介護が必要で、90歳以上の6割が認知症です。

ウチの爺さん(=母の再婚相手)は91歳。

本人はボケている自覚がないようだけど、一昨年専門医に診てもらったところ、認知症と診断されました。

本人が通院や服薬等の積極的治療を拒否したため、要介護認定も受けず、現在は実の息子のサポートを受けながら生活しています。

サポート不要の健康寿命は70歳代

なんらかの助けなしに日常生活が支障なく送れる期間を「健康寿命」と言いますが、男性72.68歳、女性75.38歳(2019年、内閣府の「令和5年版 高齢社会白書」より)となっています。平均寿命より、10年前後短くなります。
つまり、この年齢以降、多くの高齢者が医療、介護、家族のサポートが必要となる現実があります。

私の母は現在80歳で、4〜5年くらい前から物忘れや怒りっぽい等の症状が出始めました。→母の健康寿命は75歳だったと言えるでしょう。

一昨年、認知症と診断され、すぐに要介護認定を受けました。

昨年1月、酷い脱水症状による緊急入院をし、退院後から老健に入所しています。

大村崑、黒柳徹子…スーパー高齢者は例外的な人たち

テレビをはじめとする多くのメディアで、元気で現役のスーパー高齢者を取り上げているのをよく目にします。

芸能人では、大村崑さん(92歳)、黒柳徹子さん(90歳)、草笛光子さん(90歳)…。

保険のCM等で「人生100年時代」という言葉を聞く度に、もしかしたら自分も90過ぎまで行けるんじゃないか…と錯覚(誤解)をしてしまいますが、現実は厳しいようですね汗うさぎ


配偶者との離別も大きなイベント

超高齢期に於ける大きな問題は、「認知症」と「配偶者との離別」があります。

80歳代は夫婦2人でなんとか元気でいられる方でも、90歳になる頃には配偶者との離別を経験する方が少なくないようです。

90歳を超えて生きようと思うならば、認知症に備えて身の回りを整理しておくこと、独りになっても生きられる方法を確立しておくことが大事なんだとか。