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私は時々、認知症専門医・長谷川嘉哉先生のYouTubeを観ています
私の母は中等度のアルツハイマー型認知症(要介護3)で、昨年1月から老健に入所しています。
私は面会のたびに必ずジジイ(再婚相手)の話をしているのですが、今では母の頭の中からジジイの存在が抹消されてしまっているようです。
私「お義父さん(ジジイ)がさ、」
母「お義父さん?」
私「お母さんの再婚相手のことだよ。」
母「死んだの!?」
もはやこのやり取りは毎回“お約束”のようになっています
現在92歳のジジイは、母が入院したのを機に元の自宅へ戻り、息子と同居しています。
昨年2月、入浴中に倒れ、救急搬送されました。
何とか一命を取り留めましたが、年齢が年齢だけに、いつどうなってもおかしくないと思います。
その時が来たら、母に知らせるかどうか?
私は、すぐには知らせないつもりです。
どっちみち葬儀には参列できそうもありませんから。
暫く経って落ち着いた頃に、話す機会があれば…くらいに思っています。
前出の長谷川先生のYouTubeによると、人間のストレスには段階があって、配偶者の死はストレスの中でも一番重いんだとか。
認知症患者に限らず、健常者にとっても配偶者の死は強烈なストレスで、簡単に乗り越えられるものではないと思います。
私の父は23年前(2001年2月)に亡くなりました。
当時、母はまだ認知症ではありませんでした。
認知症の潜伏期間は20年〜25年と聞きます。
なので、もしかしたら母は父の死後からちょっとずつ壊れて行ったのかも…と考えています。
私達に対しては気丈に振る舞っていたけど、あれは今思えば空元気で、実はかなり精神的に参っていたのかな。
まぁ、認知症になった原因は父の死だけでなく、長年の生活習慣なども関係していると思いますが。
母に「あの時(父の死後)どうだったの?」と訊いてみたいけど、今はもう記憶にないんだろうなぁ〜😮💨
2022年11月、母を病院へ連れてって行った時の話です