忘れていた事 | Atlas・・・幸せの地図

Atlas・・・幸せの地図

日々の出来事をつらつらと・・・書いてます。
19で結婚。家の借金や母のアルツハイマー型認知症、父のガン、祖母の介護も終わり・・・。今は自分と家族、そして大切な周りの人の幸せの地図を描くために日々奮闘中!!!

5年前、とても良い事を学びました。

3つの大きなお題があり、

1つは素直こそ幸せの特効薬、

2つ目は楽をして生きようとしない、
3つ目は布施の大切さでした。


1つ目は、ある顧問さんが体感した出来事で、新幹線内で冷房がきいており気持ちよくうたた寝をしたところ、のどが痛くなりかかりつけの病院へ・・・

耳鼻咽喉科へ向かい、のどを診てもらうと赤くなっていたので薬の処方と、吸入をして帰る事になりました。そこに知り合いの看護師がいて、明日も吸入しに来たらいいですよと言ってくれたのですが、明日は尾道に出張で行かなければならずどうしようか・・・と迷ったが、素直に吸入しに行く事にしました。

 

奥さんから、「肺炎になりやすいんだからしっかり診断してもらってね」との言葉もあり、吸入しに翌日行くと、看護師さんが先生に指示を出してもらおうとすると、先生は「私は診たことのない患者だから、まずは一度診察する」とのこと。

 

しかし、その先生はのどが腫れているのを見て、すぐに鼻からカメラを入れると判断されました。声帯の奥にウイルスが付着しており、このままだと窒息死してしまうからステロイドの点滴をしましょうと。4日間点滴をしたそうです。

もし、全て自分の都合で1日目の診察を終わらせていたら、先生にウイルスを見つけてもらう事もなく、尾道で救急搬送されていたかもしれません。命拾いをした。と、感じたそうです。

 

2つ目、楽は苦の種、苦は楽の種という言葉があり、楽をして生きようとすると必ず苦の種ができる。その反対に、苦を受けて立つ。苦を買ってでもすると、乗り越えた先に幸せがある。

楽をして生きようとすると目の前のいろんな面倒くさい事が苦にしか見えなくなる。

しかし、傍を楽にしようといろんなことを、苦を苦とも思わず頑張ってやっていれば乗り越えた先に自分のスキルにもなり、人の役に立つこともできるのです。

ある女性が、紹介された男性と知り合い結婚を決めたそうです。しかし、彼は足を引きずるように歩き、障がい者手帳もあったのですが彼女は、彼の人柄も気に入って両親から反対があったのですが結婚しました。ある日、運転するご主人の車に障がい者手帳があったので中を見ようとすると、主人が取り上げてしまいました。「夫婦なんだから、いいじゃない」その言葉に、しぶしぶ障がい者手帳を渡されました。

中を見ると、「疾病による・・・進行性筋ジストロフィー症」と書いてあります。進行性・・目の前が真っ暗になり、だまされた!!と思いました。どうすればいいのか不安といろんな気持ちに押しつぶされそうになったそうです。

しかし、そんな悶々とした日を過ごしていた時に出会った詩がありました。

「仏様のことば(丁度よい)」

お前はお前で丁度よい 顔も身体も名前も姓も お前にそれは 丁度よい

貧も富も親も子も 息子の嫁もその孫も それはお前に丁度よい

幸も不幸も喜びも 悲しみさえも丁度よい 歩いたお前の人生は

悪くもなければ良くもない お前にとって丁度よい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと 行ったところが丁度よい

うぬぼれる要もなく 卑下する要もない

上もなければ下もない 死ぬ月日さえも丁度よい


この言葉を聞いて、自分に丁度良い主人を仏様は与えてくださったのだと思い、この先をしっかりと生きて行こうと決めました。

しかし、月日が流れるにつれ、歩けていたのが歩けなくなり、子供達2人のお風呂もままならず、ついにはご主人のお風呂に3時間を費やすようになり、クタクタになる日々を送りました。

すると、愚痴を言う奥さんにご主人は「もう、死んで楽になりたい」と押し殺すように振り絞るように言いました。

あぁ、私は主人をここまで追い込んでいたのか!!と気づき、ご主人に謝りました。苦を受けて立つと決めていたのに、それを忘れていたのです。ご主人は車いす生活になっていますが、二人とも苦を受け入れています。

奥さんは「ごめんね。ありがとう」と、ご主人に言いました。そこには、本当の愛がありました。

 

3つ目、布施に生きる。布施とは自分の身を人の為に役立てる事も布施になります。

有名な夜回り先生の所に、いじめでひきこもりになってしまった女性が「死にたい」と手紙を送ってきたそうです。
すると、先生は「まず人の為にお手伝いできることをしたらいいよ」と返事を送りました。その言葉に、隣の一人暮らしのおばあちゃんの家のごみ捨てを手伝いました。


続けているうちに、老人ホームで仕事をするようになりました。
すると、そこでおばあちゃんがウンチを漏らしました。
女性は、お風呂でおばあちゃんの身体を洗ってあげました。
おばあちゃんは、手を合わせ、涙を流しながら「ありがとう、ありがとう」とお礼を言います。彼女は、おばあちゃんのこの言葉に感動し涙が出ました。

そして、先生に「生きててよかった」と手紙を送り、写真には彼氏と二人で写る彼女が居ました。自分が人の為に役に立っていると思えば、これほど幸せな事はないのです。

 

 

最近、なんだか自分自身が嫌いになっていたからかな…。昔学んだことをつづっていた文面が出てきた。

 

ありがとう