ご覧頂きありがとうございます。
大宮パン教室 西村きみこです。
小学生からこんな素敵なご質問頂きました💗
オーブンの中でどうしてパンが膨らむのか?
今日はその理由をご紹介しますね。
パンが膨らむ理由のひとつはイースト菌の働きのおかげです。
イースト菌は砂糖を栄養源として取り込んで、二酸化炭素とアルコールを出していますよ。
この働きを発酵といいます。
私たちが呼吸をする時に酸素を吸って二酸化炭素を出すように、イースト菌も呼吸をしています。
二酸化炭素は気泡となり、周りの生地を押し広げ膨らませます。
アルコールは、生地ののびをよくしたり風味や香りを与えてくれます^^
ではオーブンに入れた後、生地内の様子はどのようになっているでしょう?
イーストは37〜38℃がガス発生のピークで、その後45℃くらいまでは活発に二酸化炭素を出しています。
そしてイーストが死んでしまう60℃まで、衰えながらも頑張って二酸化炭素を出して生地を膨らませてくれています。
イーストの死んでしまった後は、二酸化炭素が熱によって膨らみ、生地に含まれている水分が水蒸気になって体積が大きくなります。
まとめると、焼成の前半では二酸化炭素が熱で膨らみ
後半は、水分の蒸発で膨らんでいるのです。
知れば知るほど奥深く楽しいパン作り
そんなわくわくする楽しい時間一緒に体験しませんか?