今更ですが・・・
忘備録です(笑)
2024年は閏年!
ってことで逆打ちなんで
第88番札所 大窪寺 おおくぼじ から始まりました!
軽く山の中で、ちょっと石段登ります。
標高774メートルの女体山のふもとにあり、
胎蔵ヶ峰を背景に本堂とそれに続く二重多宝塔のあるお寺。
順番どおりだと、四国遍路しめくくりのお寺なので、
ここで、長旅で使った杖や傘を納めて帰路に着くところと
いうことでたくさんの杖が納められていました。
また、ここは昔から女性の登山も許されていた
珍しいところなんだそうです。
等身大の薬師如来坐像が本尊
真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
※真言とは、サンスクリット語のマントラの訳語
「(仏の)真実の言葉、秘密の言葉」
真言の意味を訳すものではないそうですが、
「病気が治りますように」みたいな意味だそうです。
第87番札所 長尾寺 ながおじ
御本尊:十一面観世音菩薩
ご真言:おん まか きゃろにか そわか
(福を授かり、無病息災・地獄に落ちず極楽浄土に行ける)
うってかわっただだっ広いところ。
写真に写っているような大きな楠の役割 知ってますか?
水分を多く含んだ木なので、万が一火事になった時は
延焼を少しでもくいとめるのがお役目なんだそうです。
静御前が得度したお寺なので、剃髪塚があるんだそうです。
静御前については、色々な伝説があるようで
そのうちの一つみたいなんで、真偽は謎です。
※静御前(しずかごぜん、生没年不詳)は、
平安時代末期から鎌倉時代初期の女性白拍子
(平安時代末期から鎌倉時代にかけて起こった歌舞の一種を
演ずる芸人)
母は白拍子の磯禅師。源義経の妾。
長尾寺の御本尊:聖観世音菩薩
御真言:おん あろりきゃ そわか
※あらゆる災難から逃れられ、運気を好転させる
というご利益がある。
(あろりきゃは無染無着で泥の中より美しい蓮の花が
咲くように、世の中の人々の心を清浄にするという意味)
長尾寺さんの納経所のところでは、売り切れ必至の
「甘納豆入りおはぎ」が買えます。
(買わなかったので味はわかりません😆)
第86番札所 志度寺 しどじ
御本尊:十一面観世音菩薩
ご真言:おん まか きゃろにか そわか
(福を授かり、無病息災・地獄に落ちず極楽浄土に行ける)
「志度寺」の歴史には「死渡寺(しどじ)」と
呼ばれていたという物語があるそうで
この世からあの世にいらっしゃる観音様を
お参りするお寺 だとか。
三途の川を渡ると、「奪衣婆(だつえば)」がいて
罪の重さを衣の重さで判断して
閻魔行きか極楽浄土行きか決めている んですって。
そんな「婆」がまつられたお堂があります。
そして「閻魔堂」も!
余談ですが、俗説によりますと、
わたしは知らなかったです😅
下から順に「地、水、火、風、空」
仏教の「五大縁起」が由縁なんだそうです。
「五大縁起」とは、「この世界が成立している5つの要素」
地=固体のこと。固い性質のもの。
水=液体、流れ、清める性質のもの。
火=温め、上昇し、浄化する性質のもの。
風=気体、活動や影響を表す。宇宙の呼吸。
空=空間、包容力、無限の性質。
これから五重塔を見るときは、この観点で
綺麗な五色幕がかかっているところもありました。
五色(ごしき)は、仏教において
如来の精神や智慧を表す5つの色です。
青・黄・赤・白・黒が基本となる五色ですが、
日本で用いられている仏旗の色は、青の代用が緑、
黒の代用が樺・紫です。
それぞれの色は、一般的にお釈迦さまの体や教えとして
解釈されているそうで
青(緑) - 如来の毛髪の色で、心乱れず穏やかな状態で
力強く生き抜く、定根(じょうこん)・
禅定(ぜんじょう)を表す
黄 - 如来の身体の色で、豊かな姿で確固とした
揺るぎない性質、金剛(こんごう)を表す
赤 - 如来の血液の色で、大いなる慈悲の心で人々を
救済することが止まることのない、精進(しょうじん)を表す
白 - 如来の仏歯の色で、清らかな心で諸々の悪業や
煩悩の苦しみを清める、清浄(しょうじょう)を表す
樺(紫) - 如来の袈裟の色で、あらゆる侮辱や迫害、
誘惑などによく耐えて怒らぬ、忍辱(にんにく)を表す