6月の映画紀行 Vol.2 | kimchoco活動寫眞 -Those were the days-

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映画と本と・・・時々海保・自衛なブログです

0623 0623 
さよなら渓谷 ←予告編どうぞ

吉田修一 好きなので8割がた本は持っていて
当然ながら読んでたはずなんだけど予告見ても一向にあらすじが思い出せず
本編観ながらも「ラストどうだっけ???」ってな具合で

でもその方が良い、と思います
好きな作家さんなら尚更イメージに引きずられるし

最近ハマってる有川浩にしても、この吉田修一にしても、緩急付いたハラハラドキドキは映像には望めないので
ってするとやっぱり「演出」とか内容重視になるから
好きな作家さんの作品が映像化されるのは
凄く嬉しいけど
凄く悲しい

いい役者揃ってて、あんだけ真木を番宣で露出させといて
この上映館はどうしたことぞ?単館系より酷い扱い
この時期大型がシネコン占領してるからかしら?大人の事情はよく分からん@@@

さてさて、この大西信満さんは例の若松監督でしか映画館で観たことないんだけど
上川隆也に似てないかい?、、、って思うのは私だけかなぁ
ちょっと大根(なところが味)っていうか、
正直好きなタイプではありません
真木よう子があの通り体当たり系なので、プラマイ0でいいっちゃいいのか

真木ちゃんはね、もう どんなシーンでも半端に脱ぐのは許せないらしく(男らしい)
濡れ場も凄く潔いんだけども
「かなこ」にとってのSEXは地獄の始まりであり、幸せへの入り口でもあり、慰めでも戒めでもあるのだから、
私としてはあと1割ほどは、憂いの中にある妖艶さが見たかった
贅沢かしら
上手いけど

私は一度読んだ小説はよっぽどの思い入れがないと読み返さないので
多分 「さよなら渓谷」も もう読まないと思うけど
凄く、ラストの「かなこ」には共感できる
はい、「ど・M気質」ですから