「ふたつの祖国」山崎豊子著・・・★
在米日系2世でロスアンゼルスの日本語新聞社の記者・天羽賢治を主人公に、太平洋戦争によって日米二つの祖国の間で身を切り裂かれながらも、アイデンティティを探し求めた在米日系人たちの悲劇を描いた作品。
大河小説を読みたくなって、日本を代表する作家の著書を読んでみた。
ご承知の通り、作者は「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「沈まぬ太陽」など映像化された作品を数多く輩出し、本書も「山河燃ゆ」としてTVドラマ化された作品である。
時間が余り取れなくてダラダラ読んだのだが。。。
戦争により日本とアメリカの板挟みとなった人々の苦難を描き、確かに、ドラマにするにはいい材料だとは思うのだが、う~ん、先が読めるストーリー展開が延々と続くような感じで、ちょっと間を空けたら読む気が失せた。
やっぱりこれは、NHKの連続ドラマ向きで、時間が無い人間がダラダラ読むような作品じゃないみたい。
- 二つの祖国 第1巻 (新潮文庫 や 5-45)/山崎 豊子
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