「スワン・ソング」大崎善生著・・・★★
携帯もメールもなかったあの頃、僕たちの恋は強く激しく深かった。それでも気づくことができなかった。彼女が心の底で、哀しく美しい歌をうたい続けていることを―。同じ職場で結婚秒読みの僕と由香の前に現れた、アルバイトの由布子。ラスト1ページまで突き抜ける哀しみのラブストーリー、大崎“恋愛”小説の最高峰。
初読み作家。
同じ職場で付き合い始めた彼女と主人公との間に、前に付き合っていた彼女(同じ職場)が諦めきれずに付き纏い、現彼女は鬱になり、前彼女は躁鬱病の挙げ句自殺をしてしまい、それを苦に現彼女とは別れ、数年後彼女の実家を訪れたら癌で死んでいた、、、というお話。(完全にネタばれです)
リリカルと言いましょうか、線が細いと言いましょうか、その前のミルハウザーがインパクト大だったんで。。。
まあ、ストーリーは兎も角、新聞連載作品の為か(例のごとく)何の毒にも薬にもならないような作品。
これが「大崎“恋愛”小説の最高峰」だとは恐れいった。。。( ̄∩ ̄#
次はミルハウザーの長編を読みます。
にほんブログ村
- スワンソング/大崎 善生
- ¥1,575
- Amazon.co.jp