377冊目 ア・ルース・ボーイ/佐伯一麦 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

ヘタな読書も数撃ちゃ当る

ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ア・ルース・ボーイ」佐伯一麦著・・・★★★☆

loose〔lu:s〕a.(1)緩んだ.(2)ずさんな.(3)だらしのない.…(5)自由な.―英語教師が押した烙印はむしろ少年に生きる勇気を与えた。県下有数の進学校を中退した少年と出産して女子校を退学した少女と生後間もない赤ん坊。三人の暮らしは危うく脆弱なものにみえたが、それは決してママゴトなどではなく、生きることを必死に全うしようとする崇高な人間の営みであった。三島賞受賞。


う~ん、ストレートど真ん中の青春小説。

清々しいです。

長年溜まった垢が落ちる様です。

オヤジが読むにはちょっと年をとり過ぎちゃってますが、生きる勇気を失いそうな方にどうぞ。


ア・ルース・ボーイ (新潮文庫)/佐伯 一麦
¥380
Amazon.co.jp