ちくま日本文学全集(7)谷崎潤一郎
刺青・秘密・母を恋うる記・友田と松永の話・吉野葛・春琴抄・文章読本 抄
本書に収められている短編作品はそれぞれテイストが違っている。
耽美主義作家として、その代表作「春琴抄」は我等の時代では山口百恵の主演映画として記憶に残っている。
ちょっと調べてみたら最近リバイバルされているみたい。
”愛する人の為に自分の目を自ら潰してしまう”というストーリーが、何でもありの今の時代から見ればそれほどのインパクトは無いですが、当時としては中々斬新なものだったんでしょうね。
個人的な評価としては文豪と呼ぶにはチョトもの足らんかなという感じ。
有名作品に「卍」「細雪」などもあるがそれらも読んでみないと評価は早いかな?
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