133冊目 お供え/吉田知子 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「お供え」吉田知子著・・・★★★☆

家の前に供えられる花、庭に投げ込まれるお金。知らぬ間に神様に祀り上げられてしまった未亡人を絶妙な筆致で描く、川端賞受賞の表題作ほか6篇を収録。

 

 

どの作品も夢か現実か分からないような、奇妙でちょっと怖いストーリー。

 

怪談ぽい話もあり夏向きかも。

話は面白いのだが、全体に情景描写がくどく、文章に滑らかさが無い。

表題作の「お供え」が良かった。