61冊目 リトル、ビッグ/ジョン・クロウリー | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「リトル、ビッグ」ジョン・クロウリー・・・番外

大都会の彼方、とある森のはずれに、此岸と彼岸とをつなぐ一軒の広大な屋敷「エッジウッド」が建っていた。そこでは現実と空想の世界が交錯し、一族は妖精の存在を信じていた。19XX年夏のある日、一人の青年スモーキィ、バーナブルが「エッジウッド」邸の主ドリンクウォーター博士の娘と婚礼を挙げるために屋敷を訪れた。「察するところ―君は、どんな世界に飛び込んでゆくのか承知していると思うが…」そこに暮らすことになったスモーキィは、やがて自分がその一族にまつわる謎と神秘の世界にからめとられ、長い長い物語のうちに引きずり込まれていることに気づきはじめた…。SF・ファンタジー界の異才ジョン・クロウリーの名を一躍高からしめた、壮大なスケールで描く現代の叙事詩。世界幻想文学大賞受賞作。

 

本を読んでいると、すっと頭に入ってくる文章とそうでない文章とがある。

例えば、村上春樹の文章などは前者であるが、この本は後者にあたる。

特に翻訳本に多く、どこが違うのか較べてみるのだがよく分からない。

書いてある事は難解ではないのだが、1行読むにしても大変な集中力を要する。

この本もそんな状態だから、大体のあらすじしか頭に入ってこなくて90ページほど読んで断念した。

ストーリー的にはガルシア=マルケスの「百年の孤独」を思わせるような一族の話で壮大な感じがする。

この本も先に紹介した「文学の冒険」シリーズなのだが2冊続けての粉砕でがっくり。

 

 

ちょっと、ブログのデザインを変えてみました。
 
リトル、ビッグ〈1〉 (文学の冒険シリーズ)/ジョン クロウリー
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