先日亡くなったシーズー犬のジェナは、網膜変性症のために失明しました。
元々活発な子ではなかったので、光を失ってからは食べることだけが
楽しみのようにみえました。
「ジェナは食べることしか楽しみがありません。
目が見えない子でも何か楽しめることがないでしょうか」と
動物眼科の院長先生に相談した時に、ノーズワークを教えて頂きました。
障害のある犬でも嗅覚さえあれば楽しむことができるノーズワーク。
嗅覚を使うドッグスポーツで、訓練していけば麻薬探知犬のようになるそうです
初めてノーズワークに参加した時はほとんど動けなかったジェナ。
それからは私が仕事から帰ると、家でノーズワークの練習をしていました。
私が「探せ」と言うと、鼻をクンクンして探すようになりました。
慣れてくると「鼻をクンクン」と言うよりは、「豚のようにブヒブヒ」という感じ。
ジェナは必死で鼻を使って、おやつ探しを楽しんでいたように見えました。
最後に参加したのは3月。コロナさえなければもっと参加できたのに。
あと1週間生きていてくれたら、7月のノーズワークに参加できたのに。
7月に参加していたら、きっと先生達に驚かれるくらい上手に
ノーズワークが出来ていたのにと思うと残念でなりません。
もし目が見えないワンちゃんを飼っておられる方がいたら
ノーズワークをお勧めします。鼻ペチャの子でも、活発ではない子でも、
あまり賢くない子でも、ジェナがそうでしたが期待以上に楽しんでくれました。
最初は全く動けなかったジェナが、回を重ねるごとに鼻を使って動くように
なったのを見るのは嬉しかったですが、最初の数回しか参加できなかったので
これからどんな風に変化していくかを見れなかったのが残念です。
目が見えないワンちゃん達のためにも
これからノーズワークが普及していくことを願っています。