われわれは常に、因、種を大切にすべきである。
自分自身の考え方、行為、心の持ち方が常に将来の種である。
種をまいてなかったら芽生えない。
いくら祈っても、たのんでも、無理である。
これが公平無私の天地の道である。
誠実、勤勉で自らの性格を鍛え、心をみがき、徳をつむ。
その結果五年、十年、不遇で下積みでもよい。
あわてて幸せをとらなくてもよい。
来るものはまとめてでも下さる。
(「常岡一郎一日一言」(致知出版)より)
我々は、すぐに結果が欲しくなるものです。
幸せになりたい、成功したい、お金持ちになりたい・・・すぐにでも手にしたいものです。
しかし、天地の絶対法則は、種がまかれていないと、絶対に花は咲かないというものです。
世の中には、不幸にも?種をまいていないのに、成功して幸せになる人がたまにいます。
それを運が良いと思う人もいるでしょう。
しかし、種をまいていない成功は幻であって、いつか消えていってしまいます。
もしそれに気が付かなければ、きっと哀れな晩年を迎えることになるでしょう。
種をまいてもすぐに花が咲くわけではありません。
あわてることなく、5年10年、じっくり大切に育てていけばよいのです。
いつか素敵な花が咲くに違いありません。