加古川線の駅を見る⑮ | 3~10分あれば読めるブログ

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鉄道写真と競馬が中心のブログです。何かに特化しているわけではないので、サッと読めるブログということにします。

 4日ぶりの鉄ネタ。加古川線の駅巡りも終わりが近づいてきた。今日はかなり大きめな駅で写真も多い。

 

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 非電化時代の撮り鉄から何度もお世話になっている厄神駅。加古川から4つ目の駅になるが、この駅で折り返す電車は多い。この駅から加古川市になるので市内の移動での利便性も高い。今は途中駅だが、かつては国鉄三木線、のちの三木鉄道の分岐駅だった。そして車両基地がある。加古川線ではほぼ唯一の橋上駅舎だが、1999年に完成したらしい。

 

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 さっきの写真奥の2階建ての部分はおそらく業務用。中に入ればわかる。橋上駅舎だが、自由通路としての役割もあるので駅舎内には入れる。

 

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 階段を上がってお邪魔させていただく。かつてはほぼ1日駅員がいたが、このときはいなかった。乗車人員では1336人/日(おととし)の駅だが、合理化もあって無人になっている時間帯が長くなっているのか(2022年から無人駅に)。ホームにも入れそうだが、今回は遠慮しておいた。

 

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 駅舎内から加古川方はこのようにどこでも見れるようになっている。現在は2面2線で交換可能駅なだけだが、写真左の途中まで線路があって、そこから手前まで路盤がある。これが国鉄三木線に分岐していた跡。三木鉄道があったころはつながっていたような記憶もある。

 

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 改札の端から谷川方を見る。小さくて見にくいが西脇市・谷川に向かう線路は一番左でここから加古川を渡る。中央付近にある斜めに向かう線路が厄神の車両基地に着く。(かつての加古川鉄道部だが、現在は網干総合車両所加古川派出)この基地で緑の103系と125系を管轄している。

 ちょっとどころでない古い写真。2004年ごろと思うが、携帯電話で撮った。電化開業間近に厄神に留置していた103系を撮った。この写真の右の線路は三木鉄道である。

 

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 携帯電話の写真の車止めはこの写真では中央にある。そして写真の右に三木鉄道の線路があった。この付近はバラストと小さな雑草だが、奥は雑木林になっていそう。

 

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 東側は民家で狭い道路しかなかったが、いつの間にかロータリーができていた。比較的乗車人員の多い駅なので、送迎の車が停まれるスペースは必要だし、三木鉄道から転換したバスの停留所確保の意味合いもある。ロータリーができる以前は西側が送迎に使われていた。

 

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 ちょうど電車がやってきた。すぐに出発したのでおそらく西脇市行きだと思う。乗降の確認はできなかったが、乗車率は平日の午前中にしては多かった。

 

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 最後に駅南の踏切から旧三木鉄道のホームと線路を見る。国鉄時代はこのホームが3番線だったが、三木鉄道になってからは専用のホームに。茶色い柵で区切られており、JRの方は嵩上げしているが、三木鉄道の方はずっと低いままだった。鍛冶屋線は第3セクターをせずにバス、北条線と三木線は第3セクターにして鉄道路線を維持した。しかし、三木鉄道は赤字により15年前に廃線。北条鉄道はキハ40を走らせたり、列車交換を復活させたりと勢いを増している。明暗が分かれたな~。それでも厄神駅の利用者が多いのは加古川市内の移動が大半だからだろう。