「君が獣になる前に11話、12話」感想 | makiのひとり言

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2023.9.1より
ここから新しく
私のアメブロをはじめさせていただきます。

TOBE所属のアーティスト✴︎北山宏光さんを応援するブログ
そして
私のたわいもない日常を語るブログとして

生まれ変わって
再スタートいたします。

こんにちは♪
ようやくアメブロ開きましたw
もう何日ぶり?かも記憶にないです笑い泣きガーン爆笑



君が獣になる前に
まさかのエンディング…
でもそっか〜とも思った。




先ずは11話

あの少年はドラマのストーリーのみ出てくるキャラクター

みっくんも言っていたけど、10話からはドラマのオリジナルストーリー


原作を読んで居ない人達はどう捉えたのかは分からないけれど?

やっぱりあの少年なくして…

ドラマは終われなかったのだと思った…

1番の悲劇の人はあの少年かもしれないな…


神崎一が宮ノ森を自分から遠ざけて

「贖罪」を決意した時

宮ノ森真由は…『琴音を守る』事を選択し、そしてそれを11話の中で全うして彼女は琴音を守り

命を落としています…多分もうタイムリープはしないでしょう。


それぞれの登場人物にも

ちゃんとそれぞれの終わりと言うか人生の選択を用意していた…

構成なのだな

と言うのが私の感想でした。


原作の中では

琴音が獣になった原因として

神崎一が彼女に放った言葉「お前が死ねば良かったのに」と言う言葉は勿論出てくる

但し、その事と毒ガスの事件を琴音が起こした事とはリンクはしていないんです


サスペンス特有の…

裏で主人公を操る本当の黒幕が現れるのが原作。


でも多分

今回のドラマのチームはその結末を選ばなかった

のだと思った



12話の最終回を見終えてそれは確信になりました。


物語の主軸を神崎一と希堂琴音の2人ヒューマンストーリーとして終焉させる為に

序盤から考えられたストーリーだったと思いました。


幼少期からの性的虐待

そしてビスケットルームと言う性接待場の存在

琴音の心を蝕んでゆく…歪んだ世界…

そんな歪んだ世界の中で壊れゆく琴音が唯一…

助けを求めていた相手が…神崎一


琴音の中では物語の序盤でマネージャーの塩見さんに「好きな人がいる」と告げていたので(プールで倒れた時に事務所で言いました)

琴音はずっと、お兄ぃが好きと言うのは分かっていました



そして、私がずっと⁈本当の黒幕なのでは?

と疑っていた(ハズレでしたけどw)塩見さん

彼女が琴音の父親の妹設定だった理由も

最後の2話を見て私はとても良く理解が出来ました。


神崎の母親と琴音とその父親との関係性を伝える事の出来る唯一の人物が彼女でした

塩見さんが琴音側の身内であったからこそ知っていた

母親の取った行動の事実を神崎に伝えるために…必要だったのだと

私個人的には理解しています



一方の神崎一はと言うと…宮ノ森に

琴音を好きなのか?と問われた時に「分からない」と言っていて


でも柳刑事に自分がタイムリープしている人間だと告白するシーンでは琴音の事を「大切な人」と言っています


好きとか愛してる…

と言う言葉は無いので

分かりにくい表現ではあるのですが

でも、そもそも第1話で

このまま琴音を「死なせられない」と言う思いから彼はタイムリープしていますから


そしてあの大久保に対しての…刃の向け方が

あれを、彼が彼自身への贖罪だと感じ取った人もいたと思うけど…


私はあのシーン…

彼自身の贖罪とはまた別の

1人の男性としての感情だと捉えたんです

愛おしい人、大切な人を奈落の底に突き落とした張本人は…あの男…大久保ですから


あの刃を突き刺した数は…琴音が傷つけられた数

常軌を失い…鬼の様な形相で何度も何度も…

あの時の神崎は…復讐に近いものがあったなぁ…って

私は思ったんです(本当に怖過ぎて殆ど見ていませんけど)



10話から12話までの間のストーリーの中で

若干の辻褄の合わない事とか…はあるのですが

(まあ、かなり辻褄あってないな…と個人的感じたのはさておき)


終盤の諸々を見ていると

琴音の中の「獣性」が生まれた原因は

神崎の放った言葉よりもむしろ

性的虐待の方に重きを置かれていて


琴音は常に神崎に助けを求めていた…と思うんです


そして

どんなに心が壊れたとしても自暴自棄になったとしても…こんな世の中壊れてしまえば良い…

と…例え思ったとしても

無関係の人を大量殺人などして良い訳は勿論ない


原作の中では

その辺りをしっかりと黒幕の存在が回収してゆくのだけれど…

ドラマとしてはその結末を選ばなかった…


あくまでも

琴音を救えるのは神崎一

琴音の犯した罪も、そして神崎が贖罪と復讐の為に犯した罪も…

2人で背負って2人で…終わらせる。


神崎一が琴音に放った言葉

「許そう、どんな理不尽も」

「俺は琴音が何をしたって…ずっと側にいる」

ずっと琴音が求めていた…お兄ぃからの

琴音を包み込む様な言葉…


琴音はお兄ぃに…抱きしめられて許されて

神崎一は琴音に「ごめんなさい」と言い琴音を抱きしめて

最後にキスをして…

第1話の時と同じように

2人は向き合って倒れながら

最後を迎えました


でもその時の2人の表情は

第1話の時と…似ている様でいて

全く違っていました


見比べて見るとよく分かるので

まだの方は是非!!


最後のキスの捉え方も

視聴者に余韻を持たせる手法をとっていて

流石は安里監督!!(映画出身の監督さんですから)と思って見ました



私としては

神崎一が…母親の死

と言うトラウマから漸く解放されたというか?


自分の放った一言で傷つき

そして実の父親からの虐待で傷つき

理不尽な社会に傷ついている

希堂琴音

そんな彼女の存在を

心から愛おしいと…思ってのキスだと思って見ました


だから最後の言葉に繋がったのだと思いました

『君が獣になる前に』




って言うか

「ただリコの」にしても「きみけも」にしても

テレビドラマでは

描けない…場面がとにかく多い作品なんですよ

それを、敢えて選んでドラマ作品とするとなると

やっぱり

テーマというか?

主軸になる構成力というかが必要な訳で

でもそれは

原作とは違う作品になってしまう

って事にもなる訳じゃないですか?

その辺は賛否もあるし難しいのかな〜とも

今回も思いました


でも「ただリコ」も「きみけも」も「善良な市民同盟」でも共通しているのは


主人公は…

自分にとって本当に大切なものは何かを悟り

そして大切な人を自分なりの方法で守って愛してゆく……っていう終わり方なのよね


視聴者にとってのハッピーエンドでは決してないけど…主人公なりのケジメはつけていて

見ている側に余韻を残して終わるのよね


やっぱり安里監督作品だな…とは思って今回も見ました。



もうさ〜

本当にめちゃくちゃカロリー消費するのよ!?

みっくんのドラマ見るのって!!


感想書くのもさ

色々と

この気持ちは書かない方が良いかな〜とかw

割と真剣に真面目に悩みつつ……


やっと書いたという感じですw




ただ

本当にもうずっとなんだけどさ⁈

お仕事忙しくって


なかなかアメブロを開くというところまで毎日辿りつけない今日この頃です



ですので

次の更新まで〜またね照れ