$Sonorant SpaceDinka - Tales Of The Sun
Label: Sirup
Released: 2011
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プログレッシブハウス分野で活躍する女性アーティストDinkaは所謂金太郎飴サウンド的なところがあるのですがやっぱいいですね。プログレッシブハウスといってもテクノ/ハウスよりのアーティストではなくトランスよりのほうです。この人はリリースペースが速く、プログレッシブハウス/トランス方面では珍しく(?)アルバムのリリースも積極的です。プログレッシブハウス/トランス分野はデジタルリリースが中心ですし今までもMP3フォーマットのみのリリースでしたが、今回はCDでもリリースされました。自分はやっぱりアルバムはCDでリリースしてくれるほうがありがたいですね。
金太郎飴といっても切れのよい疾走感がある図太いシンセベースはそれでも特徴的な音ですし、やっぱりいいメロディを奏でていますね。
去年出たEP「Violet」や「Aircraft」を聞く限りDinkaらしさを保ちつつも音の幅は広げているし質も上がっている印象でしたので最近のリリースは楽しみになっています。今作は一番アルバムとしての全体の流れを意識している感じですね。今までは一曲入魂のような形で7分以上の曲の詰め合わせでしたが、「Tales Of The Sun」では5分未満の曲中心でまとめています。なので1曲1曲はそこまで印象に残る曲はないもののアルバムとしてはいいんじゃないかと思います。
しかし最後「Fairy」はいつもどおりの大曲でDinkaの中でも屈指のエモーショナルなトラックで仕上がっています。

■ピックアップ
Fairy
$Sonorant SpaceHelios – Unleft
Label: Unseen Records
Released: 2010
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エレクトロニカ界隈ではすっかり大物アーティストなHeliosの未発表音源(厳密には違いますが)をまとめたアルバムです。Merckから出た1stあたりはあまり注目されていなかったように思えましたが、2ndのEingyaが絶賛されて(その年のベストに選んだ人も多いのでは?)、別名義のGoldmundでも評価を得ていて、この辺りから注目されていったように思えます。今では様々な名義で活動の場を広げている印象です。あくまで個人的な印象ですが(おぃ
個人的にHeliosのアルバムは1stが一番好きで、次に2nd、3rdという順番で好きなのですが、1stが一番アンビエント色が強くこのUnleftもアンビエント色が強いので1stに近いイメージですね。やわらかいビートに朝焼けの太陽から差し込む光のような暖かいサウンドは本当に穏やかな気分になれます。もちろん叙情的なメロディも冴え渡り、Heliosしか紡ぐことしかできない音楽があり個性がはっきりと感じることができます。未発表音源をまとめた編集アルバムかもしれませんが、Heliosの中でもベストの一枚といっていいぐらいの出来です!

■ピックアップ
Bounce Dive
Cactus Island Recordingsから出た「Friends We Met Along The Way」というコンピレーション(名コンピ!)にも収録された曲です。


Velius
Unleftではなく1stアルバムから。
本当に美しい曲で一番好きです。
$Sonorant SpaceWisp - The Shimmering Hour
Label: Rephlex
Released: 2009
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Wispの2009年にリリースされたアルバムです。ふと聞きたくなって、聞き返していましたがやっぱりいいアルバムですね。この作品以前はSublight Recordsから出していたんですが、レーベルが閉鎖された関係で今作は大御所Aphex TwinによるRephlexから出た形ですね。Sublight RecordsはThe Flashbulb、Venetian Snaresといったブレイクコアのアーティストの作品も多くリリースされていたのでレーベル閉鎖は同時期に閉鎖されたMerckと合わせて影響があったのではないでしょうか。
Wispの作品はSublight Records以降しか聞いていませんが、本作も安定した出来ですね。非常にメロディアスでブレイクコアの中でもVenetian Snaresといった有名どころと比べても特に聞きやすいと思います。ブレイクコアのアーティストは破壊的なビートトラックを好む印象ですがWispはそういう印象はなく、哀愁漂うメロディーが際立ちます。6曲目Hexenringeからの流れは特に耳に残りますね。徐々に盛り上げていくスタイルもあり、幅広い人におすすめできるアルバムです。

■ピックアップ
Hexenringe


Katabatic