こんにちは。
初夏の兆しを感じる5月の平日と言えど
まだ深夜は冷え込む時もあるので
窓を開けての就寝にも注意が必要ですね。
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前回は日南海岸道草編でした。
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今回は日南市のパワースポット「鵜戸神宮」に関するレポートです。
広大な太平洋を望む素晴らしい景観を持つ鵜戸神宮。
地元では「鵜戸さん」という愛称で親しまれています。
❖鵜戸神宮のエントランス鳥居前
南海岸沿いを蛇行してようやくたどり着いた鵜戸神宮の鳥居前。
だが、この先、凡そ800mほど進んだところに
観光客が多く訪問する社殿などが立地しているのです。
ちなみに鳥居横付近の民家及び裏山一帯は
日本ではシロチョウ科に属する最大種「ツマベニチョウ」の北限地として
知る人ぞ知る有名な場所なのです。
白い翅、前翅の褄先がオレンジ色を有するその姿に南国感🌴溢れています。
地元民が幼虫の餌となるギョボク植林に成功させたこともあって
九州本土では鹿児島県佐多岬以外に指宿市や日南市の大島や鵜戸神宮などの
離散分布しているたいへん美しい種なのです✨。
11月半ばにも関わらず、エントランス鳥居近くを雄大に飛翔する
ツマベニチョウを目撃した時に感動は忘れることはないでしょう。
❖鵜戸千畳敷奇岩(鬼の洗濯岩)
道路脇に聳える鳥居を潜って進行方向に見えてくるのは
前回ご紹介した洗濯岩よりもより顕著な岩肌が姿を現わすのです。
宮崎市青島から日南市風田に及ぶ日南海岸は
宮崎群層の中でも古い時代の地層が露出しており
砂岩と泥岩の相互層が波による浸食を受けて
形成された波食棚、海食洞、ノッチがここかしこと見受けられるのです。
鵜戸崎の南側に見える波食棚は、鵜戸千畳敷奇岩(鬼の洗濯岩)と
呼称され、国の天然記念物に指定されているのです。
このような特徴的な環境で形成された風致景観に、
観光価値の高さを評価されたことで、2017年に国名勝に
指定されることになったそうです。
❖道中の鵜戸埼橙燈台
少しだけ電動自転車を駐輪して、立ち寄ってみましたが
ここから見える景色は微妙な感じでした。
社殿までもう少しです✊
❖鵜戸神宮
道草に時間を要したために予定時刻よりも遅れて到着いたしました。
太陽が雲に隠れ始めて、少しクールダウンいたしました。
自動車や二輪で訪問する観光客で溢れかえっている様子は
小高い丘からでも手に取るように確認出来ます。
自転車専用パーキングエリアに駐輪してからウロウロする私。
ぱっとしない天候になったので参拝を優先しようか
山側への散策をしようかと考え始めるのです。
宮崎県の観光案内地図をみながら自分自身の所在地を確認していると
宮崎県の大きさを再実感してしまうのです。
❖日向夏ソフトクリーム
お洒落な内装の「RAINFOREST CAFE」前で一息入れます。
さっそく宮崎名物の「日向夏ソフトクリーム\420」をいただくことにしたのです。
昼飯を食べずして電動自転車でひたすら宮崎方面まで走り続けていた
空腹状態の私にとっては糖分摂取が至福のひとときでした👍。
❖お堂
「RAINFOREST CAFE」の向かい側には八丁坂を敷設した
尼さまが祀られいるお堂がございます。
ふと右手の赤い花に注目すると、ハイビスカスのようです🌺。
❖鵜戸山八丁坂
鵜戸神宮の山側には「鵜戸山八丁坂」と呼ばれる、
鵜戸山へ参拝する路として
吹毛井側から上り438段、下り377段の合計815段からなる階段坂があります。
こちらは日南市の文化財に指定されています。
江戸時代にはすでに築かれていた階段で、石段の中央部が凹んでいることから
現在にいたるまでの参拝者の多さを物語っています。
階段坂上から見下ろす石段と石垣の景観は味わい深いものを感じます。
エンジェルトランペットも景観を際立たせるアクセントになっています。
この階段を上がり切ってから駐車場方面に向かう途中に
南国を感じさせられる植物園のような敷地に出くわします。
❖鵜戸山八丁坂上の植物達
日本特有の情緒的な景観というよりむしろ
沖縄に訪問したような雰囲気を垣間見れることが出来ます。
亜熱帯に近い気候を有する日南だけあって
この場所では亜熱帯の木が研究用として植林されているようです。
ちなみに、奄美大島や沖縄で頻繁にお目にかかる日本最大級のシダ植物
「ヒカゲへゴ」の自生北限地が鵜戸神宮だとされています。
画像右側に見える細かいギザギザが見える樹林がそれなのでしょう。
❖鵜戸神宮
石段坂を降り切ってから、いよいよ社殿へ進度をすすめます。
境内までまだまだ直進する必要があるようです。
鵜戸神宮社務所がかなり重厚感ある造りになっています。
建てられてからそれほど年数が経っていないような印象すら受けますね。
昔から「安産・漁業・航海」の守護神としてその名を馳せている鵜戸神宮。
大隅・薩摩地方からも鵜戸参りする風習があったそうです。
海幸彦・山幸彦の伝説となった舞台の1つがこの鵜戸神宮なのです。
兎年を意識した巨大サイズの絵馬が掲げられている下を通り抜ける観光客達。
さっそく、私もこの門を通り抜けて境内に入って行くのです。
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👉次回は後編をご紹介いたします。
乞うご期待👍。