グンマー本②『民話と伝説の舞台』の巻 | きまぐれグンマー訪問記

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グンマー大好き埼玉県人が訪れた群馬各地について書いてます。

いよいよ緊急事態宣言解除のようで。でもまだまだ気は抜けませんね。ブログ等で「三蜜を避けましょう」ってよく見かけるんですが、なんか甘くておいしそうな間違いですよね。Jリーグもようやく見通しがつきそうでなにより。今シーズンは柏とどこが昇格したんだっけ?な感じでもう開幕戦は忘却の彼方です。ん?!健勇!紛らわしいことするんじゃねえムキー

 

閑話休題。

グンマー本第二弾は、「民話と伝説の舞台」を紹介します。

この本は2年ほど前に買ったのですが、グンマーレア情報の宝庫なんです。著者は温泉ライター小暮淳さん(群馬のあちこちの温泉大使です!)で、ブログ「小暮淳の源泉ひとりじめ」をやられています。このブログもツウなグンマー温泉情報がたくさん掲載されていておすすめです。

そのブログでこの本が紹介されていて、サブタイトルが”ぐんま謎学の旅”ときたからには、グンマー好きとしてこれは読まなきゃならんと思い購入方法を調べてみたんですが、なんとグンマーの書店のみでの販売ですと!なので、四万温泉へ行った帰りに原町まで戻って買ってきた次第です。

 

出版社のサイトで紹介されている内容は、

  浦島太郎の墓があった!?
  分福茶釜のフタはどこへ行った?
  ウナギを食べない住民達がいた!
  オオカミの首をねじ切った大男は実在した!
  なぜ下仁田ネギは「上毛かるた」に描かれなかったのか?

などです。どうですか、知りたいでしょう?読んで見たいでしょう? え?そんなことない?オマエだけ?

いやいやこの表紙を見ただけで読みたくなるでしょ。ぜひ買いましょうよ、群馬まで行ってニヤリ

 

「分福茶釜のフタはどこへ行った?」

誰もが知ってる昔話「分福茶釜」。茶釜のある茂林寺には昔話の前日譚となる、ある和尚さんの伝説が残されているとのことです。その和尚さんのせいで茶釜のふたが行方不明になったとか・・・。この釜のお茶を飲むと幸福を分けてもらえるから「分福茶釜」と言うのですね。初めて知りました。

 

「日光と赤城の神戦のお話」

まんが日本昔ばなしでもやっていたので、日光の神(ヘビ)と赤城の神(ムカデ)が戦場ヶ原で戦ったという伝説をご存じのかたも多いと思いますが、実は老神温泉のお祭りでは赤城(ヘビ)、日光(ムカデ)と入れ替わっているそうです。なんで入れ替わったのかは不明なんだとか。(やっぱりムカデの御神輿じゃアレだった?)

※以前老神温泉で撮影したヘビ御輿。全長108m、重さ2tだそうです。長すぎて建物がコの字型になってます。

 

「巨人が射抜いた岩のお話」

妙義山の星穴岳という山に巨人が弓矢で射抜いたという穴があるというお話。実際に遠くからも穴が貫通しているのが見えるようなので、どれどれと検索してみてビックリびっくり 穴は「射抜き穴」「むすび穴」というらしいのですが、穴まで行った人の動画やブログをみると正気の沙汰じゃない!高所恐怖症の自分なんか見ただけで悶絶ものです・・・怖い物みたさのかたはどうぞ→動画ブログ。特に動画のほうはてへぺろてへぺろが縮みあがりますよ~。(本と無関係でごめんなさい)

 

木暮さんが現地でしっかり取材しただけあって、前出の『群馬「地理・地名・地図」の謎』よりもディープなお話がたっぷり。これを読んであなたもグンマー博士になろう。(なりたくない、そですか)