南スーダン軍がヘグリグから撤退するってさ | 蜜柑草子~真実を探求する日記~

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できごと[1]~[4]
スーダン軍は、ヘグリグを南スーダン軍から解放したと発表した。
南スーダンの情報相バルナバ・ベンジャミンは、ヘグリグから3日以内に撤退させる命令を出したと語った。

また、国連の潘基文事務総長は、南スーダンがスーダンのヘグリグを制圧したことを、不法であると言って批難していた。
潘氏は、南スーダンに対して、紛争にならないよう、速やかに軍を撤退させることを要求していた。
そして「我々は、最終的にヘグリグ及び他の争っている地域の問題が、国際的な仲裁に持ち込まれることを期待する」と語った。

ヘグリグをめぐる南北スーダンの衝突は、3月に始まった。
南スーダンは、去年独立したばかりで、お互いの国境線について合意していない。
そして、ヘグリグには豊富な埋蔵量を持つ油田があり、これが衝突の原因になっている。
南スーダン軍が油田のあるヘグリグを制圧した10日を機に、スーダン軍が南側への空爆を続けるなど激化の一途を辿っていた。

国際社会は、さらなる戦闘の拡大を懸念している。
アラブ連盟は、来週にエジプトのカイロで、この問題に対する緊急会合を開く。

$蜜柑草子~真実を探求する日記~-スーダンと南スーダンの地図


ひとこと
アフリカは、あっちもこっちも紛争中。
マリもトュアレグ族の独立とかで大変みたい。
なまじ、資源があるばかりに紛争が起きている。

南スーダン側のバックにはアメリカの団体がくっついてるみたい。
もちろん、石油目当て。
すると、いつものように国連を巻き込み、ロシアと中国が絡み始めるという構図。
莫大な利益が絡んでいるのだから、そう簡単には解決しない問題。
しかも、アフリカ大陸の地下には、大量の地下水(淡水)があるらしいから。[5]
年間に浄水される清潔な水の量の100倍以上であり、アフリカ大陸の湖の20倍以上の地下水があると見積もられている。
それだから、アフリカに手を付けている各国も引くことは無い。

因みに、2月に中国人が拉致されたのもスーダンと南スーダンの国境付近。
白人の植民地支配が終わったと思って、やってきた中国人も、同じようなことをやって反感を買っているから。
(ウイグル、内モンゴルでも、資源のために無茶苦茶やってる)
アフリカの資源は、中国がどんどん買い漁っているけれど、それに比例して反感も強まっている。
大東亜戦争の時の日本軍とは大違い。
本来ならば、アフリカにおいても、日本が王道を示したいところ。


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[1]:Al Arabiya、"Sudan’s army ‘liberated’ Heglig from South Sudanese troops: defense minister"
[2]:Al Jazeera、"Sudanese forces 'liberate Heglig town'"
[3]:BBC、"South Sudan 'to withdraw troops' from Heglig oil field"
[4]:Voice of America、"South Sudan Announces Heglig Withdrawal"
[5]:British Geological Survey、"Quantitative groundwater maps for Africa"