野月博物館(42)明治とチロルの包装紙。 | 気まぐれジューゴ

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「2010年ピグの旅」として、ピグの世界を旅行してきました
今度は外に出て、いろいろ表現してみたいと思います('◇')ゞ

 

今回はこんなものを。

 

B6のクリアケースに挟んでおいた、

明治とチロルのチョコの包み紙です。

 

なかなか見たことない包装紙ですよね。

 

 

裏にも挟んであります。

 

これはいつだったのでしょうか…、

忘れてしまいましたが、

かつて発売されていた包装紙を復刻させたものが、

売っていたのですよね。

 

小さいのがまたかわいらしい。

 

チロルは単体で、

明治はそれぞれの包装紙にくるまれたものが、

袋か何かにまとまって入って売っていたと

記憶しています。

 

それをご丁寧に取ってあったのですよね。

 

まぁ、簡単に捨てないのが

昔から変わっていないなぁと(笑)

 

 

まずはチロルチョコ。

 

1974年に20円で販売されていたものを、

復刻したものですね。

表面のデザインは、当時のままです。

 

初代のチロルチョコは、

今のように正方形ではなく、長方形でした。

 

形状も、今のチロルチョコを

3つ並べてつなげたようなものだったそうです。

 

復刻版はさすがにそこまで大きくなかったですが…。

 

これ、消費期限を見ると2010年になっているので、

2009年か2010年に売っていたのを買ったのでしょうね。

 

価格は30円だったと記憶しています。

 

 

さて続きましては、明治のチョコレートです。

 

左が初めて世に出た時の包装紙ですね。

1926年(大正15年)9月13日に発売だそうです。

 

西洋菓子のチョコレートがまだまだ高価だった時代。

そんな中、一般の人々でもチョコレートを

食べられるようになったということで、

革命的な商品だったそうですね。

 

ちなみに書いてて気づきましたが、

3年後、明治のチョコレートは100周年なんですね!

歴史の重みを感じます。

 

「明治カラー」(と勝手に思っている)の茶色に、

金の文字でデザインされた英語表記と、

右から左に読む「明治ミルクチヨコレート」の表記が、

モダンな感じがしますよね!

 

その隣の1931年と書いてある包装紙も、

なんかオシャレですよね。

「Meiji」の書体が目立っていて、

「j」に強い主張を感じます。

 

この頃は包装紙の裏に点数が書いてあって、

合計100点を集めると、

明治チョコレートと交換してくれたそうです。

 

昭和初期にして、ポイント交換制を導入していたのは

ちょっと驚きです。

 

 

続いて1940年と書かれた包装紙ですが…。

 

明治の公式ホームページの記載を見ると、

この包装紙が活躍した時代は、

1951年~1958年と記載されているので、

1940年ではない気がします。

 

これだけ色が明るめの赤茶色なんですよね。

 

それには理由があって、

戦争の最中、1942年に製造中止になったそうですが、

その10年後、満を持して発売を再開したため、

みんなに元気を与える、笑顔を与えるために、

明るく元気なカラーとデザインの包装にしたそうです。

 

「明治は元気にやってますよ~!」と言わんばかりの、

「Meiji」の書体の大きさと、以前よりも躍動して見える

「j」の筆払いが、とても印象的ですよね。

 

個人的にはこのデザインが好きです。

 

そしてその右はテレビ放送が始まって、

「♪チョッコレイト、チョッコレイト、チョコレートは明治」

という口ずさみやすいメロディの

CMが流れた頃の包装紙です。

 

 

そして左下は、1966年から2009年まで使用された

なじみのある方も多い包装紙ですね。

 

「1971~」と書いてあるので、

たぶんですが、この商品が発売されたのは

2009年以前だったと思います。

 

ちなみに2009年から今のデザインになっていますが、

何も見ずに、今のデザインは思い浮かびますか?(笑)

 

ここではあえて載せませんよ(笑)

 

という訳で、プラスチックの板に

挟まったただの紙の紹介なのに、

これだけ語れてしまう(笑)という、

個人的には貴重なお宝のご紹介でした。

 

明治ミルクチョコレートの歴史を

ご覧になりたい方は、

こちらをご参照してみてください

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