私とあの弁護士とどっちを信じるんです? | 気まぐれジューゴ

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「2010年ピグの旅」として、ピグの世界を旅行してきました
今度は外に出て、いろいろ表現してみたいと思います('◇')ゞ

 

古畑任三郎DVDコレクションも、2ndシーズンに入りました。

 

今回は最高傑作の呼び声高いエピソードが

収録されているので、とても楽しみにしていました。

 

 

「しゃべりすぎた男」

2ndシーズンのスタートは時間を拡大したスペシャルでした。

犯人役は明石家さんまさん。

さんまさんの弁護士はハマり役ですね。

 

当初は口数の少ないロックスター役だったそうですが、

さんまさんの要望で、弁護士の法廷劇に変わりました。

 

刑事コロンボと映画「12人の怒れる男」の

オマージュがちりばめられているのも

三谷さんらしくていいですね。

 

今回はさんまさん演ずる小清水弁護士が、

被害者と関わりがある今泉君をワナに掛け、

今泉君が逮捕されてしまいます。

その状況を見抜いた古畑さんが

今泉君の無実を証明するために奔走します。

 

小清水弁護士と古畑さんのやり取りは、

緊張感があっていいですね。

 

個人的に好きな場面は、

最終対決前のやり取り。

 

古畑さんは小清水弁護士に

「私は、犯人はあなただと思っています」と告げた際、

小清水弁護士は煙草をふかしながら、

「まぁ、がんばんなはれや」と鼻であしらいます。

その時に古畑さんが小清水弁護士を睨むのですが、

その鋭い眼差しが大好きなんです。

 

クライマックスの法廷でのやり取りは

とても見ものです。

 

田村さんが生前、お気に入りのエピソードと語っていて、

三谷さんも好きなエピソードというこの回は、

見ていない方にはぜひ見ていただきたいエピソードですね。

 

 

「笑わない女」

クールビューティーの沢口靖子さんにピッタリの役ですね。

 

沢口靖子さん演ずる宇佐美先生が、

相島一之さん演ずる阿部先生を

どうして殺害しなければいけなかったのかという

「動機探しのミステリー」という話は面白かったです。

 

ただ…最後の対決の時によ~く見ると、

沢口さんが化粧されているのですよね…。

これはどう捉えたらいいのか、ちょっと悩みます。

 

 

さて、今回の2ndシーズンはスピンオフ作品として

本編放送後の深夜に放送された

「巡査 今泉慎太郎」も収録されています。

 

10分間の番組ですが、

本編と同じスタッフが作っているんですよね。

かなり豪華です。

 

そして脚本もおもしろいですね。

 

本編であった事件について、

古畑さんが動いていた裏で

今泉君はどうしていたのかが語られたり、

あの推理にはムリがあると毒づいたり、

古畑さんの意外な姿をカミングアウトしたりと、

科研の桑原君と面白くやり取りをしています。

 

科研の桑原君役の伊藤俊人さんと

今泉君役の西村まさ彦さんとの掛け合いは見事ですね。

さすがお互いに同じ劇団で長くやってきただけのことはあります。

 

伊藤俊人さんは、本当にいい役者さんでしたね…。

今泉慎太郎を見て、改めて思いました。

若くして亡くなられたのが本当に惜しいです。

 

さて次回は、古畑さんが感情を露にするという

めずらしいエピソードが見られますね!

楽しみです。