光明真言 | 元気が出る言葉の贈り物

元気が出る言葉の贈り物

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  光明真言(こうみょうしんごん)とは

 

不空羂索神変真言経

(ふくうけんじゃくじんぺんしんごんきょう)
といい大日如来のご真言であり 

すべての仏菩薩の総呪でもあります。

大日如来・・・太陽であり宇宙そのものであり

地球上の命を育み見返りを求めずエネルギーを

与え続けておられる仏様で私たちが感謝をすることで

心と心がつながるとされています。

真理は宇宙に偏在するものであり

大日如来を通してその事実を知ることができるとされています。

 

 

  光明真言の唱え方

 

 

唱えたてまつる

光明真言(こうみょうしんごん)は 

大日普門(だいにちふもん)の

万徳(まんどく)を

二十三字に集めたり 

おのれを空(むな)しゅうして 

一心に唱えたてまつれば 

みほとけの光明に 照らされて

 三妄(まよい)の霧おのずからはれ 

浄心(じょうしん)の玉 明らかにして 

真如(しんにょ)の月 まどかならん

 

 

オン アボキャ ベイロシャノウ
マカボダラ マニ ハンドマ
ジンバラ ハラバリタヤ ウン

 

(意味)

不空なる御方( 不空成就如来 )よ 

毘盧遮那仏(大日如来)よ
偉大なる印を有する御方( 阿閦如来)よ  

宝生如来 よ 蓮華 (阿弥陀如来)よ
金剛界五仏 (五智如来)の 光明を 

放ち給え ウン (聖音)

 

 

(広島県 尾道市 千光寺 巡礼時撮影 光明真言梵字)

(千光寺・・・中国観音霊場第十番札所

備後西国観音霊場第七番札所)

 

 

 

ベイロシャノウ(毘盧遮那仏)・・・大日如来
マカボダラ(大いなる印)・・・阿閦如来
マニ(摩尼宝珠)・・・宝生如来
ハンドマ(蓮華)・・・阿弥陀如来

 

(金剛界五仏)

大日如来(だいにちにょらい)宇宙の根本仏

阿閦如来(あしゅくにょらい)東方

宝生如来(ほうしょうにょらい)南方

阿弥陀如来(あみだにょらい) 西方

不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)北方

※大日如来を中心にし守護されている方位があります

 

この金剛界五仏

五大明王の本字仏(ほんじぼとけ)ともなります

 

本字=本来の姿である仏様を言います

 

五大明王の本字仏は

 

不動明王(ふどうみょうおう)が 

大日如来の教令輪身(きょうりょうりんじん)

※五大明王の中心となる明王になります

 

降三世明王(ごうざんぜみょうおう)が 

阿閦如来の教令輪身で東方

 

軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)が 

宝生如来の教令輪身で南方

 

大威徳明王(だいいとくみょうおう)が 

阿弥陀如来の教令輪身で西方

 

金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)が 

不空成就如来の教令輪身で北方

 

(教令輪身とは)

密教 における最高仏尊 大日如来 の命を受け

仏教 に未だ帰依しない民衆を

帰依させようとする役割を担った 仏尊 

 

【三輪身:さんりんしん】

三位一体という言葉がありますが

密教では教え導く対象の衆生の性質(悟りの度合い)にあわせて

三種の姿を取ると考えられており

 

本来のお姿を 自性輪身(じしょうりんしん)

 

衆生を導き救い正しい法を護るために菩薩の姿をとる 

正法輪身(しょうぼうりんしん)

 

導き難い衆生に対して忿怒尊(ふんぬそん)

(忿怒尊=悪業を行う衆生は強制的に悪を祓い調伏して仏法に導く)

※衆生(しゅじょう)・・命ある者、心ある者全てをいいます

の姿をとる教令輪身(きょうりょうりんしん)

 

 

の三身観があります

 

(香川県 さぬき市 大窪寺 お遍路巡礼時撮影)

(四国八十八箇所 八十八番札所 )

 

 

  唱える回数は

 

回数に指定はありませんが

仏教では七七にみるという言葉があります

 

例えば亡くなられた際の法要

初七日 四十九日 も七の倍数となります

 

 

私の場合は

7回、21回と唱えさせていただきます

 

故人の方へ 

御自身で手向ける供養としてお唱えをされたい場合は

 

般若心経  3回

光明真言  7回(唱えられる方は21回)

 

般若心経はすべての苦悩を取り除き

光明真言はすべての災いを取り除き

光明を照らします

 

 

意味を知れば

私利私欲のために唱える真言ではないことが

わかります

 

光明真言はすべての衆生に

光を与えてくださる尊いご真言なのです

 

 

感謝合掌 KIM8