43 術後3年半の検診 | リフォームおやじの脳腫瘍日記

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2015年45歳の夏、突然、脳腫瘍(髄膜腫グレード2)が見つかり、術後丸8年経過。術後の生活を綴ってきましたが、2024年6月ついに再発と向き合うことになりました。さあ、どうなる!

2019年5月20日




前回の検診から半年経っての検診でした。
経過良好、再発なし




まずは、ホッと




2015年11月に脳腫瘍を摘出、その後の放射線治療が2016年2月に終わり退院してから、3年半が経過。再発率は20%と言われています。





私のは、傍矢状洞髄膜腫(ぼうしじょうどうずいまくしゅ)。左の後頭葉に出来ました。悪性・良性混じりのグレード2。






私は、建築リフォームの仕事を個人事業でやっているので、身体が資本、再発だけはなんとしても御免なわけです。





おかげ様で、退院後は順調に過ごせています。仕事も切れずに頂ける状態が続いていて、日々忙しく過ごしています。






検査の4日後、あるお宅で工事終了後に雑談していた時、60代の女性だったのですが





「私は脳腫瘍で明日から入院するの」



と打ち明けられました。2年前に手術して完全に取り切れたと言われたが、最近、実は少し残っていることがわかり、再手術。医療裁判も考えたが、労力と時間を考えそれはやめたと・・・





今回メスを入れるのは、高次脳機能障害が残ってしまうかも知れない部位だとのこと。





とても他人事とは思えず、私も開頭したことをお話しして、陥没した手術痕を触ってもらいました。





はじめは悔しさが滲み出ていた表情が、だんだん柔らかくなり、ボロボロと涙が溢れ落ちてきて、最後はハグしてお別れしました。




「今日、あなたに会えて勇気をもらえたわ」





同じような境遇で再発リスクを抱えながらも、笑って仕事をしている姿がそう思ってもらえたようです。





なんだか、仕事以外にも自分に課された役割があるのかな、と考えさせられた出来事でした。手術の無事を祈ってます。