トランプへの襲撃やその容疑者で何が判って居るか | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/articles/cq5eewvy3nlo

 

トランプ襲撃事件と容疑者についてわかっていること

2024年9月16日 03時 GMT

マル・クルシノ

BBCニュース

 

 

 前大統領ドナルド・トランプは、FBIが暗殺未遂事件と見なした事件がウェストパームビーチのトランプゴルフコースで発生した後、日曜日に安全な場所に緊急搬送された。

 

 この事件は、ペンシルベニア州バトラーのトランプ集会で起きた銃撃事件からほぼ2か月後に発生した。2カ月前、トランプが負傷、支持者1人が死亡した。

 

 最新の事件と、米国メディアがライアン・ラウスと名付けた容疑者についての詳細はまだ明らかになっていない。これまでにわかっていることは次のとおりである。

 

 

容疑者はどのようにして発見されたのか?

 事件は、トランプのフロリダ州の邸宅マール・ア・ラゴから約15分のウェストパームビーチのトランプ・インターナショナル・ゴルフクラブで発生した。

 

 銃撃犯は、元大統領がプレーする前でコースを掃討していたシークレットサービスのエージェントに最初に目撃された。警察によると、エージェントは通常、1ホール先に進んでセキュリティチェックを行う。

 

 郡保安官リック・ブラッドショーが当初AK-47型ライフルと表現したライフルの銃口が、コース沿いの灌木の間から突き出ているのが発見された。当時、トランプは銃撃犯から約300~500ヤード(272~557m)離れていたとブラッドショーは述べた。

 

 ブラッドショー保安官によると、捜査官はライフルを持った人物と「即座に交戦」し、人物は逃走した。

 

 「シークレットサービスはまさにやるべきことをした。」

 

 

容疑者はどのようにして逮捕されたのか?

 捜査官は銃撃犯を発見すると発砲し、4~5発の弾丸を発射した。

 

 ブラッドショー保安官によると、容疑者はライフルを落とし、車両で逃走した。武器とともに2つのナップザック、武器の照準に使うスコープ、GoProカメラを放棄した。

 

 保安官によると、目撃者は男性が茂みから黒い日産車に逃げるのを目撃した。目撃者は車の写真を撮り、警察に提供した。

 

 容疑者は、トランプのゴルフコースから約61Km(38マイル)離れたマーティン郡に入った後、I-95高速道路を北上中に警察に逮捕された。

 

 複数の警察関係者がBBCの米国パートナーであるCBSニュースに、容疑者の名前はライアン・ウェズリー・ラウスであると伝えた。

 

 

ライアン・ラウスとは誰?

 容疑者の経歴の詳細は徐々に明らかになっている。

 

 米国メディアに語ったラウスの息子オランは、彼を「愛情深く思いやりのある父親」と評した。

 

 「フロリダで何が起きたのかは分からない。事態が誇張されているだけだといいのだが、私が知っているこの男が狂ったことをするとは思えない。ましてや暴力を振るうとは思えない」とオランはCNNへの声明で述べた。

 

 BBC Verifyは、この名前に一致するソーシャルメディアのプロフィールを発見した。それらによると、ラウスはロシア軍と戦うためにウクライナに外国人戦闘員を派遣するよう呼びかけていた。

 

 同氏のプロフィールには、中国の「生物兵器戦争」に関する主張や、新型コロナウィルスを「攻撃」と表現するなど、親パレスチナ、親台湾、反中国のメッセージも含まれている。

 

 軍事経験のないラウスは、2023年にニューヨークタイムズ紙に対し、2022年のロシア侵攻直後にウクライナを訪れ、タリバンから逃れたアフガニスタン兵士の中から新兵を探したと語った。

 

 彼はついこの夏にもリクルート活動に関わっていたようで、7月にフェイスブックに「兵士の皆さん、私に電話しないでください。私たちはまだウクライナにアフガニスタン兵士を受け入れるよう働きかけており、今後数か月で何らかの回答が得られることを期待している。どうかお待ちください」と投稿している。

 

 初期の報道では、ラウスには犯罪歴があったとされている。CBSの情報筋によると、ライアン・ラウスは2002年から2010年の間にノースカロライナ州ギルフォード郡で多数の重罪で起訴され、有罪判決を受けた。

 

 その罪には、武器の隠し所持、警察官による逮捕への抵抗、免許取り消し中の運転、盗品所持、自動車によるひき逃げなどが含まれる。

 

 

トランプに何が起こったのか?

 トランプは事件中に負傷しなかった。

 

 事件が選挙陣営によって確認された直後、共和党のトランプは資金集めの担当者に声明を出した。声明には「私の近くで銃声が聞こえたが、噂が制御不能になる前に、まずは皆さんに聞いてほしい。私は安全で元気だ」と書かれていた。

 

 トランプはフォックス・ニュースの司会者ショーン・ハニティに自身の説明を伝え、同氏は日曜の放送でこの出来事を再び語った。

 

 「彼らは5番ホールにいて、パットを打とうとしていた」とハニティは語った。

 

 トランプは「ポン、ポン、ポン」という音を聞いたと同氏は語った。「数秒以内にシークレット・サービスが大統領に襲い掛かり、彼を援護した。」

 

 同氏は、鉄で防御した車両がトランプをすぐに安全な場所へ運び去ったと付け加えた。

 

 

次に何が起こるのか?

 保安官との同じ記者会見で、FBIマイアミ支局のジェフリー・ヴェルトリは、FBIが他の法執行機関とともに捜査を主導していると述べた。

 

 「捜査チーム、危機対応チームのメンバー、爆弾処理技師、証拠対応チームのメンバーなど、多くのリソースを配備した」とヴェルトリは述べ、米国シークレットサービス、パームビーチ保安官事務所、マーティン郡保安官事務所とともに「FBIの全リソース」が動員されたと付け加えた。

 

 ホワイトハウスは、大統領ジョー・バイデンと民主党大統領候補の副大統領カマラ・ハリスがこの事件について報告を受け、ハリスが無事だと知って安堵したと述べた。

 

 「本日の前大統領トランプの暗殺未遂の可能性に深く心を痛めている」とハリスは声明で述べた。

 

 ペンシルバニア州で7月13日に起きた暗殺未遂事件を調査するために設置された超党派の議会タスクフォースのリーダーらは、元大統領が被害を受けなかったことに感謝しつつも、「政治的暴力については依然として深い懸念を抱いており、あらゆる形態の暴力を非難する」と述べた。

 

 共和党の下院議員マイク・ケリーと民主党の下院議員ジェイソン・クロウは、タスクフォースが「何が起こったのか、警備員がどう対応したのか」を理解するためにシークレットサービスとのブリーフィングを要請したと述べた。

 

 シークレットサービスのラファエル・バロスは日曜、前回の暗殺未遂事件以来対策が講じられており、「脅威レベルは高い」と記者団に語った。

 

 ラウスの初出廷は月曜、マール・ア・ラゴ近くのパームビーチ郡裁判所で行われる予定。

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仮訳終わり