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https://www.bbc.com/news/articles/c886g5evlxjo
ケニア大統領、反税デモを受けて内閣を解任
2024年7月11日 17時 GMT
バシリー・ルカンガ、ウィクリフ・ムイア、BBCニュース、ナイロビ
批判を浴びているケニアの大統領ウィリアム・ルトは、不人気な税法案の撤回につながった最近の死者を出したデモを受けて、すべての大臣と法務長官を「即時」解任した。
大統領は、この措置は「熟考し、ケニア国民の声に耳を傾け、内閣を総合的に評価した結果」であると述べた。
大統領は、幅広い基盤を持つ政府を樹立するために、今後は広く協議すると述べている。
内閣解散は、法的に解任できない副大統領と、外務大臣を兼務する首相官邸には影響しない。
大統領ルトは、政府運営は上級公務員の監督下で中断なく継続すると述べた。
同氏は、新政府について「公的および私的に、さまざまなセクターや政治組織、他のケニア人と協議する」と述べたが、発表時期については明らかにしなかった。
憲法では、大統領が内閣なしでどのくらいの期間活動できるかは規定されていない。しかしアナリストらは、ルトは国内の不満を抱える若者たちとさらなる問題に直面することを避けるために、すぐに新しいチームを指名しなければならないだろうと述べている。
就任から2年も経たないうちに内閣が劇的に解散するのは極めて異例である。
解任された大臣のうち3人は、わずか2年前に立法府の役職を辞して内閣に加わる前は国会議員だった。
その1人はアデン・デュアレで、X（旧ツイッター）に即座に投稿し、大統領に感謝し、ケニアの国防大臣として「務める機会を与えてくれた大統領とケニア国民に永遠に感謝する」と述べた。
「現時点では、国家の最善の利益につながるものなら何でも最優先だ」と、解任された環境大臣のソイパン・トゥヤは投稿した。
先週木曜日、大統領ルトは閣議を主宰したが、地元紙の1紙は閣僚らにとって「最後の晩餐」と評した。
閣僚の中には汚職スキャンダルに関与した者もおり、複数の省庁で政府高官が停職処分となった。しかしルトは、彼らを擁護し、解任の証拠はないと述べた。
昨年10月、ルトは少なくとも8人の閣僚に影響する小規模な内閣改造を発表した。
最後に内閣全体が解散されたのは、2005年、当時の大統領ムワイ・キバキが新憲法をめぐる国民投票で敗北した直後に解散した時だった。
ルトは、物議を醸した増税を撤回することに同意したにもかかわらず、反政府デモを続け、政府にさらなる説明責任を求めているケニア国民から圧力を受けている。
同氏は、費用はかからないが「幅広い基盤を持つ政府」を樹立すると約束し、野党を吸収する可能性を示唆している。
法律では、大統領は最大22人、最小14人の大臣を指名できる。
火曜日、大統領は野党指導者ライラ・オディンガと会談し、現在の危機の解決に役立てるため150人からなる対話委員会を結成する計画を発表した。
しかし、抗議活動を組織してきたケニアの若者たちは、ルトの計画を拒否し、内閣を解散し、腐敗した役人に対して行動を起こすよう主張した。
増税はケニアの巨額債務の削減を目的としていたが、抗議活動家らは、無駄が多すぎるとして、政府はまず支出を削減すべきだと主張した。
先週、ルトはいくつかの緊縮財政措置を発表した。
また、国民の抗議を受けて、閣僚と国会議員の給与引き上げ案を凍結するよう命じた。
しかし、これらの措置は抗議者をなだめることはできず、ハッシュタグ「#RutoMustGo」を使って大統領の辞任を求める声も上がっている。
内閣解散は政府の非効率性に対処するための大胆な一歩だが、この措置が成功するかどうかは新大臣の実力に大きく左右される。
批判者たちは、解任された大臣を内閣に復帰させないようルトに警告している。
大規模な街頭デモは沈静化したが、政府に対する怒りは続いており、来週火曜日にはさらなるデモが予定されている。内閣解散後も抗議が続くかどうかは不明だ。
「人生で今ほどケニア人であることを誇りに思ったことはない。権力は常に国民にある」と抗議活動の主催者の一人、ハニファ・ファルサフィはXに投稿した。
ナイロビのマーシー・ジュマによる追加レポート
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仮訳終わり