スリランカ危機12 なぜスリランカ人は抗議に繰り出すのか | KGGのブログ

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https://www.bbc.com/news/world-61028138

なぜスリランカ人は路上で抗議しているのか?

2022年4月11日00hGMT

 

 最近では、何千人ものスリランカ人が大統領ゴタバヤ・ラジャパクサの辞任を要求するために街頭に出た。

 

 その島国は、1948年に英国からの独立を獲得して以来、最悪の経済危機に直面しており、食糧不足、価格の高騰、電力の削減に直面している。

 

 多くの人が政府のせいであると言う。

 

 

スリランカに経済危機があるのはなぜか?

 スリランカの問題は、その外貨準備が事実上枯渇しているという事実に帰着する。

 

 それは、主食や燃料の輸入にお金を払う余裕がないことを意味し、深刻な不足と価格高騰につながる。

 

 政府は、スリランカの最大の外貨獲得の1つであるスリランカ観光をほとんど死滅させたパンデミックを非難している。

 

 また、観光客が3年前の教会への一連の致命的な爆弾攻撃に怯えているとも政府は述べている。

 

 しかし、多くの専門家は、経済的な管理ミスが原因であると言う。

 

 これには多くの理由があるが、主な要因の1つは、2009年の30年間の内戦の終わりに、スリランカが海外市場に輸出するのではなく、国内市場に重点を置くことを選択したことである。そのため、輸出による収益は低いままであったが、輸入額は増え続けた。

 

 政府はまた、批評家が不必要なインフラプロジェクトと呼んでいるものに資金を供給するために巨額の債務を積み上げた。

 

 2019年末現在、スリランカの外貨準備高は76億ドル(58億ポンド)でしたが、2020年3月までには23億ドル(17.5億ポンド)しかなかった。

 

 

政府はどのように対応したか?

 2019年に政権を握ったとき、大統領ラジャパクサは減税を決定した。これは、政府が準備金を増やすために国際市場で外貨を購入するための資金が少なくなることを意味した。

 

 2021年初頭にスリランカの通貨不足が深刻な問題となったとき、政府は化学肥料の輸入をすべて禁止し、代わりに有機肥料を使用するよう農民に指示することで外貨の流出を止めようとした。

 

 これは広範囲にわたる作物の不作につながった。

 

 スリランカは海外からの食料備蓄を補う必要があり、それが外貨不足をさらに悪化させた。

 

 それ以来、政府は、自動車から特定の種類の食品、さらには靴まで、幅広い「必須ではない」品目の輸入を禁止してきた。

 

 各国が輸出を増やす方法の1つは、通貨の価値を下げることであるが、政府はスリランカ・ルピーを他の通貨に対抗させることを拒否した。

 

 それは2022年3月にようやくそうなり、ルピーは対ドルで30%以上下落した。

 

 

スリランカはどのくらいの対外債務を返済しなければならないか?

 スリランカ政府は、債務を返済するために、今年、外貨で70億ドルを調達する必要がある。今後数年間、同様の支払いを行う必要がある。

 

 政府は債務を清算するために新たな金融取引を行いたいと考えているが、信用格付けが非常に低く、資金を貸し出す機関はほとんどない。その結果、現在のローンの利子を支払うためだけに外貨準備が不足している。

 

 

政治情勢はどうか?

 4月初旬、大統領ラジャパクサの辞任を求める人々が大勢の抗議行動を起こしたが、彼は辞任を拒否した。

 

 生活費が負担しきれなくなっているので、人々は激怒している。彼らは一年前と比較して最大30%多くの食費を支払っている。そのため、何人かの人々は彼らが買う食物だけでなく、彼らが毎日食べる食事の数も減らす必要がある。

 

 燃料不足はガソリンスタンドで長蛇の列を作り、危機は公共交通機関にも打撃を与えた。

 

「以前は15分でバスに乗っていたが、今では1〜2時間待たなければならない。時々バスは燃料がなくなり途中で止まる」とある女性はBBCに語った。

 

 デモが拡大するにつれ、大統領は夜間外出禁止令、厳格な緊急法、ソーシャルメディアの禁止を課した。しかし、これらが抗議者を路上から遠ざけることができなかったとき、彼は措置を撤回した。

 

 その後、大統領ラジャパクサは、彼の兄である首相マヒンダ・ラジャパクサを除いて、彼の内閣の全員を解任した。彼はまた中央銀行の総裁を解任した。

 

 彼が任命した新しい財務大臣は、就任後24時間以内に辞任した。

 

 大統領は野党議員に新政府の形成を支援するよう要請したが、彼らは拒否した。代わりに、議会の与党連立に合わせた40人以上の議員がそれを去った。

 

 

スリランカは海外からどのような助けを得ることができるか?

 3月、スリランカ政府は国際通貨基金(IMF)に救済を要請した。

 

 新しい中央銀行総裁であるPナンダラル・ウィラシンゲは、政府とIMFの間の交渉を主導する。しかし、新しい財務大臣が見つかるまで、交渉は延期されなければならなかった。

 

 その間、スリランカはインドのような友好的な隣人によって助けられている。 5億ドルのクレジットラインでスリランカに燃料を供給し始めた。

 

 中国は、スリランカのルピーを自国通貨である人民元に交換することにより、スリランカの外貨準備を強化することに合意した。

 

 また、日本やバングラデシュなどからも融資を受けている。

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仮訳終わり