寝ても醒めても変わらぬ景色、四方八方囲むは戦闘、路へ列成すは逃げまどう群衆。空気は酸素因り毒を含んで支給された飯にも又毒。死体で埋まる景色の中、訳解らぬ侭に刃物を手にして無我夢中に殺す。――目醒めても逮捕されないの。現で動物を轢き逃げしても罪に成らないのは何で?群衆が逃げた路にて絶命した犬を見て思う。
薬漬の日々の成れの果てに蓮の上に立つ、魅力は可愛い見掛けに持ち合わせた狂暴さではなくて。浮丗の摂理やら体験談を簡潔に、無機質に述べて在る。姿形変われど見付けて貰える魂、其れで在るが故に理由無く殺められる。衝撃を受ければ一度で脳髄に刻まれる。