水中にて繰り返して きた呼吸、如何して限界を知れないのだろう、気付けば精神的虐待の有り様。受けた側の感想故に他者から為れば大した事では無いかもしれない、此れが当然の事なのかもしれない。遠に麻痺した。最早柵に囚われ綾なされて居る。彼の子宮から産み落とされたと改めて思えば此の身が穢らわしい。身内に愛して貰えない人間が他人樣に愛して貰えるとは思えなく成ってた。堕胎する金が無かったから今此処に存在してるだけ。巧く生きない。手首も癒着して仕舞って剃刀なんかでは裂けない、包丁が必要。―…逃げよう。
倉庫、(左腕伸ばすは彼の前髪、ぬばたまを五指の腹にて さらり、と撫で――隻眼の焦点は彼の双眼に置けば安堵させたいべく表情は柔らぐもので在り、次ぐ腕は後頭部へ添え鼻先密接する程に距離を埋め、唇重ね合わせた成らば合間から洩れる熱孕む吐息に右瞼伏せ。舌先尖らせ目指す先は彼の唇割った先に在り、抵抗見せる彼の二ツの腕は右手で一ツに束ね無に帰しさせ己の赤き蛇が口内へ侵入すれば歯列をなぞり乍見えぬ視界の中、体重掛けつつ後方へ押し倒し逃げ惑う彼の舌を捕らえるや否や其処に噛み付くも刹那なもので僅か顔を放し肺は酸素求め)…