(常因りも幾刻か早い目醒めは意図的に、二人分の手作り弁当を學生鞄へ収め夏服の制服に身を包み晴れやかな浮雲綾なす朝空の下にて徒歩で登校。己を追い越して行く同じ校章が刺繍された顔見知りに賑やかな蝉に負けぬよう声を上げ朝告げる挨拶一ツ。相思相愛で在る慕い申す恋人の姿は未だ見当たらず、歩を進める度に鞄内で衝突し合い音を立てる弁当箱に口許綻び己が好物とする蛸を型どッたウィンナ-に恋人の好物と玉子掛け御飯は喜んで貰えるだろうかと期待に胸膨らむもので、特徴的な御団子頭も偶には変えて相手の好む髪型にしてみたら如何な反応が返ッてくるか、酷暑の中クラブ活動で無理はしていないか、などと思考を埋めるは一人ばかり。樹木が左右に並ぶ公園横の歩道にて姿見付けれた時は学校迄の道を共にしようと辺りに視線這わし)…ッたくよ-、彼奴は寝坊助アル。ちゃんと家を出たのか心配ネ。