お待たせいたしました!
カフェからほど近い場所に位置する「戒壇院」を訪ねました。
戒壇院へと続く道↓
名前を忘れてしまいました建物↓
ちょっと不思議な、何とも言えない形をしたドアノブも見つけました↓
戒壇院↓
午前中に唐招提寺を拝観した際、「戒壇は屋外にあるもの」という先入観を持っていたのですが、ここは室内でした。調べてみると延暦寺の戒壇も室内にあるそうで、屋外にある方がむしろ特例のようですね。
私が今回ここを訪れたのには、特別な理由があります。戒壇はかつての「山門寺門の争い」の原点ともいえる場所だからです。以前応募して落選してしまった漫画を、この「山門寺門の抗争」を軸に仏教漫画として描き直そうと考えており、そのためのロケハンにやって来ました。今後は三井寺や延暦寺にも足を運ぶ予定です。
そんなマニアックな目的を持つ私をよそに、他の参拝客の皆さんは「四天王像」がお目当てのようでした。ゆうさんは「広目天推し」とおっしゃっていましたが、実際に拝見すると、そのお姿がまるでマット・デイモンのようですね(笑)。
ただ、後でパンフレットの写真を見返すと、現地で見た印象と随分違うことに気づきました。この違和感の正体は、高校の美術の先生が授業で話していたことかもしれません。「仏像は参拝者が下から仰ぎ見ることを前提に造られているため、その角度から見た時に最も美しく見えるよう、あえて比率を調整して彫られている」というお話です。
気になってAI(Gemini)に詳しく聞いてみたところ、やはりその通りでした。
【AIによる補足】
仏像彫刻には「仰視の補正」という技法が使われることがあります。高い位置に安置される像は、下から見上げた時に頭部が小さく見えすぎないよう、あえて上半身や頭部を大きく造ったり、前傾姿勢にしたりすることで、参拝者の視点から見た時に完璧なプロポーションに見えるよう計算されているのです。
カメラが発明される遥か昔、当時の仏師たちが「私たちが下から見上げる角度」こそを理想として魂を込めた結果、現代のレンズを通すと少し不思議な比率に見えるのかもしれませんね。
戒壇院を後にし、ゆうさんに連れられて大仏殿へと向かいました↓
途中、「シカに注意」の看板↓
このあたりの鹿はたまに一二頭見かける程度で、とても大人しくて温厚でした。
遠くに大仏殿が見えてきました↓
正面からも一枚撮影↓
観光客が非常に多かったので、AIの一括消去機能を使って通行人を消してみたところ、驚くほど綺麗に消えてくれました↓
本物の古跡である灯籠↓
ズームイン↓
大仏殿の中には、盧舎那大仏、虚空蔵菩薩、如意輪観音がいらっしゃいます。
実を言うと、出る直前まで東大寺が「華厳宗」であることを知りませんでした。華厳宗の御本尊は密教との共通点が多いように感じます。
盧舎那大仏が「宇宙の万物が目の前にある状態」を表しているとすれば、虚空蔵菩薩はまるで「iCloudのナレッジベース」に接続するための「API」のような存在に思えます。空海が短期間で唐の密教を習得し日本へ持ち帰れたのは、以前に「虚空蔵求聞持法」を修めていたため、一度見たものを忘れない驚異的な記憶力を得ていたからだと言われています。
外に出ると、再び「シカに注意」の掲示が↓
チェーンを噛んでいる鹿もいました↓
明治天皇奈良行在所碑↓
南大門↓
ここは一般の観光客が「慶派」の彫像を合法的に撮影できる、おそらく唯一の場所です↓
数年前に三十三間堂へ行って以来、私は慶派の大ファンです。解剖学の知識があったのかは不明ですが、これほど昔の極東で、ギリシャ・ローマ彫刻のような筋肉美を表現していたとは驚きです。前腕や鎖骨のラインは、まるで現代のボディビルダーのよう。単なる写実にとどまらず、前鋸筋を鱗や鎧のように彫り込むといった独特の芸術的アレンジも加えられており、今見ても全く古さを感じさせません。
ここでも「あの邪魔な網を消せるかな?」とダメ元でAIを試してみたのですが、なんと本当に網が消えてくれました!さらに色味まで調整できたので、細部までよりはっきりと拝むことができました↓
↑顔が範馬勇次郎似てる
ついに入り口付近に到着
ここからは「奈良公園」のエリアということもあり、鹿の密集度が凄まじいです。
角を切られた鹿たちが小競り合いをしていました↓
隣りの鹿も鳩も見ている↑…
鹿せんべいを買ってみると、ぶっちょさんがおっしゃっていた通り、お尻を突っつかれたり袖やバッグを噛まれたり……さらには着けていたマスクまで奪い取られてしまいました!幸い取り返せましたが(もうベタベタになってしまった)、他の観光客がパンフレットを奪い取られ、必死に取り返している光景も目にしました。
ただ、鹿たちは日本語がわかるようです。ゆうさんに教わった通り、手のひらを見せて「ないないない!」と言うと、それ以上は寄ってこなくなりました。ゆうさんはさすが経験豊富で、本当に助かりました。
母は「お腹が空きすぎているのかしら」と心配していましたが、ゆうさんから「鹿苑でちゃんとご飯をもらっている」と聞いて安心したようです。
大混乱の奈良公園はここまで。
この後、春日大社へ向かう道中で出会った鹿たちは、打って変わって非常に温厚で礼儀正しく、「ペコリ」とお辞儀までしてくれました。ですが、せんべいはすべて奈良公園の鹿たちに食べられてしまっていたので、申し訳ない気持ちに……。
あと、鹿の毛に時々「へこんでいる部分」があるのですが、あれは一体何なのでしょうか?私もこっそり触れてみましたが、ペットのような柔らかさはなく、ザラザラとした手触りでした。
後で写真を整理していて、ようやくその「跡」の正体がわかりました。
その答えは次回の更新で!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は「春日大社と鹿の毛の凹みの謎」についてお話しします。お楽しみに!





















