声を張り上げていた
鳴き喚いていた
叫び続けていた
必死に
想いをぶつけていた
それなのに
私は何一つ
そのコトバが解らなかった
まるでパントマイム
あの子は私の家族なのに
家族のコトバが解らなかった
だけど
それでも解りたいと思う
一生かかっても解らないコトバかもしれないけど
解りたい気持ちはいつも溢れてる
猫のコトバが理解出来ない私から言わせれば
語らずして想いを解ってもらいたいと思う自分は甘ったれだ
理解してもらえる言葉を話せるなら
想いは口にしなければいけないと思う
そんな事を考えている私の傍に
どこからともなく現れた後輩ニャンコが座る
『ニャー』
私の解らないコトバを発しながら
とても気怠い表情で
「うん…寝ようねー」
独り言のようにそう呟く私は
実に滑稽に映るだろうか