天命を待つ | ++ Twelve Moon ++

++ Twelve Moon ++

いつかまた、あの欠片たちに出会えたら・・・
そんな想いを笑顔の裏に潜ませ生きてきました。

そしてついにその『いつか』は現実のものとなり、あの欠片たちと再会できました。
夢のような時間はあっという間に過ぎて行きました。



『またいつか』・・・ね。

 

今朝の出来事。










椅子の上で眠っていた先輩ニャンコが突然、全身痙攣を起こし、そのまま椅子から落ちました。



すぐ傍にいた私は、始め何が目の前で起きているのかわかりませんでした。





全身を強ばらせ、床の上でガクガクと藻掻き続けるニャンコ。


口からは泡と化した涎が垂れ、床を濡らす。



名前を呼び掛けても痙攣は治まらず、抱き上げようと脇の下に腕を回しても、痙攣して硬直した小さな体はまるで石のように固い。





どうすればいいかわからない私はパニックになり、別の部屋にいた家族を呼びにニャンコの傍を離れた。




十数秒離れ、ニャンコの傍に戻ると、激しい痙攣は治まっていたものの、依然小刻みに痙攣していた。



再び抱き上げようとした瞬間、突然ニャンコがむくっと起き上がり、私の腕を支えに立ち上がった。




しっかり目は開いているものの、興奮状態なのか瞳孔は開き、焦点は定まっていない。



口元の涎を自分で舐め取ろうともせず、暫くすると突然鳴き始めた。





何かに怯えているような、何かを訴えかけているような鳴き声。




体を支えている私の腕には、けたたましい程の鼓動と、喉からの震えが伝わってくる。






落ち着かない様子で部屋をウロウロし始めたニャンコは、相変わらず大きな声でしきりに鳴いている。






自分に何が起きたのかわからず、ニャンコの方が私以上に不安で怖かったに違いない。








落ち着かないニャンコの体を何度も何度も撫で、口元の涎も吹き、優しく呼び掛け続けた。






次第に私の呼び掛けに反応する鳴き声を上げるようになり、私はそこで漸く自分の体の緊張が解けた気がした。
























17年も共に暮らしてきたこの子は、いつか死ぬ。






年齢的にも、その日は近いだろう。









死に対する覚悟は出来ている。








だけど、この子の居ない日常に対しては、どう覚悟を決めればいいのかわからない。









傍にある温もりが突然消える事を、今の私は受け止めきれないのです。











消えて初めて覚悟出来る事なのだろうと…









今はただ、そんな現実から逃避するので精一杯です。





















…私、待つの嫌いなんだけど。