やなぎなぎ 渋谷AX② | プロト・カルチャー

プロト・カルチャー

ROUAGEベストより マクロスからではない

初めて見る実物のやなぎなぎさんは

フリフリながらスタイリッシュなドレスで

可愛らしくステージ上の台のスペースで

しっかりと歌い上げ


華奢なようでいて大きく見える存在感というのが

第一印象だった


一曲目の『ユキトキ』が終わり

時間が遅れてごめんなさいとお詫びを入れた


MCからの端々から垣間見える腰の低さ…

なんかいい人だ…



2曲目以降はアルバムを買っていないので

全くの何も知らない構成なのだが、それが圧巻で

むしろ事前に知らないからこそ楽しめたと言えよう


今まで狭い分野というか

幅広く他者のライブを見てるわけはないが


過去、よく凝った演出と評されるLIVEが

全て子供だましに思えるくらいの

素晴らしい演出だった


ステージにはなんとなく

変な膜のようなものが降りており

急いで席に着いたことから気にする暇がなかったが


なんとステージ上で蝶が舞う演出に

ココロを奪われてしまった


一瞬、何事かと思い混乱してしまったのだ


これは幻想でも見ているのか…


茫然としている思考がジョジョに

冷静さを取り戻しながらも


3Dか裸眼3Dだろうか…と推測するも

専用メガネを掛けているわけでもなく

裸眼なら、なぎ本人の前に蝶が横切るはずはない

そこでようやくそのロジックが整理される


前述の薄い膜がスクリーンとなり

そこに映し出さる映像が立体的に映り

あたかも3D画面以上の効果と世界観を

生み出しているのだ


この演出・効果に数曲は唖然とし

やなぎなぎに圧倒されたとしていいだろう


久々にしてやられたという屈服感

Mではないが心地好い敗北感だ


コレに匹敵する演出は

せいぜいSADS復活公演の『GOTHIC CURCUS』くらいだろう



つづく