イエモン③ | プロト・カルチャー

プロト・カルチャー

ROUAGEベストより マクロスからではない

DVDの内容ですが


やはり解散の経緯知って観るのと

知らないとでは感じ方が違いますね


知らないのであれば知らないで

イエモンのLIVEはこんな感じなんだ~ですが


知っていれば知っていたで

なるほどな…という部分があります



というか、そもそもこの

『メカラウロコ8』の中心曲であるアルバム『8』は


もう雰囲気的に解散しようかなと思いながら

製作に取り掛かってた節があるようで


DVD本編のMCで

「一番歌いたかった曲です」と紹介された『峠』は


何処か遠くに行きたい…さすらいたい…という

意図すれば、もうバンドを離れたいという感じの詩で


これが一番歌いたかった曲となると

よっぽど追い詰められていたのかなと

思わずにはいられません


経緯を知って観ていた私は

ふと第一期sadsの清春さんがダブり


バンドに対しての不満と孤独が

皮肉も『FINALE』という名曲を生み出して


この『FINALE』と『峠』が重なって聞こえました



そうやって観てみると

やはりどこかメンバーとの距離感は感じてきます


というか別にピーク時の映像を観たわけじゃないので

なんとも言えないんだけど

どこか疲れているみたいでしたね


それでも後半のノリのいいナンバーで

観客を沸かせてくれて


特にセンチになりそうだけど

それをコミカルな言い回しで語るMCからの

『JAM』は特に圧巻でした


『バール』も当時は


-夜よ負けんなよ、朝に負けんなよ-


は、何だこの歌詞ははてなマークと思いましたが

改めて聴いてみると、すごくエモーショナルで

すごい哲学的というか、意味深いなとも思う

特に後期に書いたナンバーだけに余計ね…


当時、イエモンの歌詞は(・・;)はてなマーク的な

文章が多かったのですが


大人になって聴いてみると

意味がないようであるような趣がある歌詞です


むしろ、それがロックの本質ではないかと



こうしてみるとやはりイエモンは

大人のロックバンドだなと思います


大人…もうおっさんかもしれませんが

そうなったからこそ、例え一時的にも

再結成して欲しいなと思うバンドだと思うね