DVDの内容ですが
やはり解散の経緯知って観るのと
知らないとでは感じ方が違いますね
知らないのであれば知らないで
イエモンのLIVEはこんな感じなんだ~ですが
知っていれば知っていたで
なるほどな…という部分があります
というか、そもそもこの
『メカラウロコ8』の中心曲であるアルバム『8』は
もう雰囲気的に解散しようかなと思いながら
製作に取り掛かってた節があるようで
DVD本編のMCで
「一番歌いたかった曲です」と紹介された『峠』は
何処か遠くに行きたい…さすらいたい…という
意図すれば、もうバンドを離れたいという感じの詩で
これが一番歌いたかった曲となると
よっぽど追い詰められていたのかなと
思わずにはいられません
経緯を知って観ていた私は
ふと第一期sadsの清春さんがダブり
バンドに対しての不満と孤独が
皮肉も『FINALE』という名曲を生み出して
この『FINALE』と『峠』が重なって聞こえました
そうやって観てみると
やはりどこかメンバーとの距離感は感じてきます
というか別にピーク時の映像を観たわけじゃないので
なんとも言えないんだけど
どこか疲れているみたいでしたね
それでも後半のノリのいいナンバーで
観客を沸かせてくれて
特にセンチになりそうだけど
それをコミカルな言い回しで語るMCからの
『JAM』は特に圧巻でした
『バール』も当時は
-夜よ負けんなよ、朝に負けんなよ-
は、何だこの歌詞はと思いましたが
改めて聴いてみると、すごくエモーショナルで
すごい哲学的というか、意味深いなとも思う
特に後期に書いたナンバーだけに余計ね…
当時、イエモンの歌詞は(・・;)的な
文章が多かったのですが
大人になって聴いてみると
意味がないようであるような趣がある歌詞です
むしろ、それがロックの本質ではないかと
こうしてみるとやはりイエモンは
大人のロックバンドだなと思います
大人…もうおっさんかもしれませんが
そうなったからこそ、例え一時的にも
再結成して欲しいなと思うバンドだと思うね