川本喜八郎 | プロト・カルチャー

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ROUAGEベストより マクロスからではない

ここは飯田市 人形劇の町

もう一つ有名なりんご並木の通りを脇に入ると

そこに見えるは、かの有名な人形美術館



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そうあのNHK人形劇で有名な

川本喜八郎氏が館長の人形美術館なので~す


(とはいえ、人形は知っていたが制作者は今回初めて知ったのだった…)


NHK人形劇『三国志』が放送されていたのは

私が小学校の時か中学生か


これを見たいが為

さっさと帰宅したのを覚えています

(どこかで似たような事を書いた覚えが…)


これがきっかけで三国志に詳しくなり

同時期にゲームにもハマりました

(その後の平家物語には興味を示さず、奇しくも大河ドラマ同様か…)


当時としては物語の面白さもありましたが

表情が固定されてる人形がちょっとした仕草で

喜怒哀楽を表現できるレベルだからこそ

感情移入したのかもしれません



単純な三国志演義で一番好きな武将は趙雲ですが

人形劇を見て郭嘉も好きになりましたね


それでも代表的な人形といえば




そう…




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諸葛亮孔明さま


入口に入るとこの人形が真っ先に出迎えてくれます

(美術館オープン時は関羽だったみたい)


この人形は3階にある実際に使われた人形ではなく

この美術館様に特別制作されたもの



写真フリーということもありレキさんばりの激写を(笑)


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正面から



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横から



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横&兄貴から(爆)



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そしてバック


やはり諸葛亮はいいですね

青い衣装もナイスですが、この色も素敵です


この顔ではないですが

目を瞑り、憂う表情が様になるんですよ



そうそう、人形云々で言えば曹操も捨てがたい

たぶん一番出演回数が多い方ですから

あのキリッとした威圧感のある顔は

他の人形とはどことなく違う気がします


まぁ賛否両論あるでしょうが

三国志の主役は曹操ですからね

彼が常に主導権を握っていましたし



あ~、なんだか段々マニアックな方向に向かいそうなので



ここで無料放映されていた紙人形劇アニメーション

『水のたね』をご紹介


山形県の伝承を元にした物語で

これが結構ハイレベルなんです


川本館長の親友が監督で

語りが岸田今日子さん


内容は浦島的な流れで

お土産は玉手箱でなく『水のたね』という

いくらでも水がでてくる徳利


水不足で干上がってた土地はうるおい

主人公は大喜び、オチも見事でした

(不幸な事にはなりません)


これは見てもらえば一目瞭然ですが

レトロな造りだからこそ、何倍も手間がかかり

綿密な計算が必要なのかと思います


素晴しかったです

今のアニメにはない、職人的な要素が満載です

個人的に蹴鞠の動きは最高でした日本代表レベルです(笑)



話を戻し、3階のギャラリーへ

そこは実際に劇で使用された人形が展示されていて

それぞれ魏・呉・蜀のショーケースにまとめられていました


ちなみに最初に出迎えてくれた人形は

あの『紳々』(島田紳助)『竜々』(松本竜助)でした(爆)


いきなり笑かしてくれます

兄と一緒に大爆笑してしまった(笑)


ソロで展示してあったのは

孔明と鳳統の伏竜・鳳雛コンビ


孔明はわかりますが

鳳統は醜く作る必要があったから

思い入れがあったんでしょうかね



しかし改めて人物の紹介文を読むと

当時の考え方に比べ色々わかってくることがあります


ヤラレ役の代表 曹仁は

なんだかんだ言っても生き残って戻ってくる点から

かなり優秀なんだなと思います


死んでしまう武将が多い中

晩年まで出陣し負け戦で

100%生還した有名な将軍は

曹仁と趙雲ぐらいではないかと思う



おっとまたもやマニアックな方向にあせる



とにかく久々に楽しかった美術館でした

後で知ったのですが渋谷ヒカリエという場所で

展示会が開催されているので

是が非でも行ってみたいです


ちなみに美術館の入場料は400円で

ヒカリエは無料だそうです



おまけ

美術館においてあったフライヤー


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どうしてゴローさんが…


孤独なグルメの展示が

明大の米沢嘉博記念図書館で開催されています