清春がステージの袖に下がり
恒例のHITOKI Soloが始まる
ここで、やっと自分のエンジンが掛かり始める
それほど人時のプレイは冴えていた
ここで、人時のプレイスタイルを書かせていただくと
名のあるベースプレイヤーは
おそらくカッコいいフレーズを駆使して
クールなプレイでオーディエンスを魅了するだろう
だが、人時はそれとは一線を画すプレイヤーである
どうゆうことかというと、楽曲の中で
人時のベース音というのはあまり聞き取れないのである
これは音量が小さいという事でなく
ほぼ、ドラムの低音と混ざり合っているのだ
だから、それは酷く目立たないのと同時に
ヴォーカルを最大限に生かし
楽曲のグルーヴをコントロールしているようにも思う
つまりはベースの立ち位置をわきまえつつ
何がこの曲で大事なのか
押さえておくべき音・フレーズなのかを知り尽くしていると思われる
賛辞として言えば沖山優二さんのようなタイプでありプレイだ
でも人時の凄い所はそれだけでない
技術的な面に関しても、ソロを聴いていて
恐ろしくなるくらいだ
今公演も多分コンプは使っていない
使っていないのにもかかわらず
音粒がキレイに揃っている
あれだけ動きながらでもだ
あれだけ、早く弾きながら
音の輪郭が一つ一つハッキリしていてレベルも均一
正直バケモノです
楽曲の中でも打ち込み的な連続ギター的速弾きフレーズも
一切のリズムの崩れもなく、さらっとこなす
何度でも書きますが、正直バケモノです
単純に早いフレーズを弾くだけでないですからね
清春さんの歌よりかは
人時の演奏で熱くなったのが本音です
で、soloですがDELAYやOVER DRIVE的な音作りではなく
王道的な音色なので、個人的には大満足な内容です
序盤は打ち込みのシーケンスリズムトラックに合わせて
珍しくスリリングでカッコいいフレーズを出しています
く~~~カッコいい
また、今回は5弦ベースを随所で使用しており
終盤の『Walk'in the edge』もアップライトベースでなく
5弦を使用しております
チューニングからして5弦をかなりドロップしていて
バスドラに近い音域にしているのが印象的でした
面白い使い方だと思う
そして、中盤はGOさんとのバトル
っというか会話でしたね
人時が短いフレーズを弾いたら
それに合わせてドラムで返す
その中でキュ~~~ンというフレーズに
GOさんは「そんなの返せないよ」という表情で
会場が笑いに包まれました
そのままセッションに移り
センスの良いリズムが心地よく
長く聞き続けたいくらいでした
で、黒夢のベースメドレー
ピストル~眠れない日にみる時計~Nite&day~ピストル
これだけでお金取れますよ、ホント
その流れで本編…BARTERへと畳み掛けるのだった
…あっ、だれか【猪木】って叫んでいなかった?
続く~