小田和正9/28 on TOKYO DOME③ | プロト・カルチャー

プロト・カルチャー

ROUAGEベストより マクロスからではない

しかしながら

わかっていたことですが…



やはり、小田和正バンドでのキーマン

稲葉政裕、この人はスゴイです



TVでそのギターを聴いたときから

圧倒され、スゴイと思っていましたが



改めて、生で聴いて

その凄さを思い知らされました



小田さんの共に花道でパフォーマンスをこなし

まったく演奏に隙がなく

まったくリズムが乱れない、ミスをしない

日本屈指のギタリストだと思います



あまりにも上手すぎる演奏は

逆に少しヘマやリズムの乱れが

ものすごく顕著に表れますが



稲葉さんは余裕を持って尚且つ

楽しんでプレイしております



CD音源ではそれほど

前に出ている印象はありませんし

LIVEでもおそらく目立った印象がないでしょうが



歌を邪魔せず、あくまで小田和正の楽曲を生かす

アプローチをすごいテクで演奏しているからでしょう



つまりはポール・ギルバートやRayziさんのように

歌を生かしながら、いかにカッコよく弾くかの

それのさらに上を行く、全体を生かしながら

いかに完成度を上げるかを

実践しているのでしょう



大体、曲のアウトロでソロフレーズをかまします

意味合い的にはMC同様、小田さんの呼吸を整えたり

指定位置に着くまでの場繋ぎですが



そのプレイ自体、バリバリのカッコイイソロフレーズではなく

ごく普通のスケールではありますが、上手すぎます



フレーズが普通過ぎて、目立たないのですが

聴く人が聴けば、その凄さは一目…いや一聴瞭然です



まぁ、結構早弾きに近いことは演っていますが

そのトーンがものすごく心地良すぎなのです

はっきり言ってSADSのKAZさんより上手いと思います



再度言いますが

歌を生かすだけでなく、曲…いやLIVE自体を

底上げしているプレイだと思いますね



ドームクラスでここまで完璧に

しかも心地良く音を出せる人はなかなかいません



レコーディングならまだしも

LIVEでですからね

LIVEでこんな質の高いプレイを出来るのは

TUBUの春畑さんや元ハウンド・ドックの西山さん

Dementionの増崎さんぐらいかも



こうゆうプレイはぜひ若いギタリスト達にも

聴いてもらいたいくらいの素晴らしさです



そして、もちろん稲葉さんだけでなく

他のメンバーもそれと同様のパフォーマンスを

思い思い楽しみながら楽勝でこなしています



つづく