『一夫多妻制』について考えてみた | プロト・カルチャー

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『一夫多妻制』


古くは日本でも大奥があります



この『一夫多妻制』


よくよく考えれば興味深いシステムだと

ふと考察にふけったりします



いま、これをやっている国というのは

あまりありませんし、先進国では認められてません



それは何故か?



ひとえに『感情』と『会社制』が

キーワードになりそうです



ケニアのマサイ族の一夫多妻制というのは

役割分担が明確にされているみたいで


例えば

Aは食事専門、Bは洗濯・掃除専門、Cは内職業

Dは寝屋を…


と、それぞれが一緒に住んで

役割をきちんとこなしています





これ、なんだか会社のように

見えなくもないでしょうか?



会社もそれぞれの専門分野の人員が

働いて、会社を維持していますし

社会を構築しています



つまりこの場合の一夫多妻制に関しては

ひとつの家族が会社に相当し

旦那さん(社長)のもと家族(会社)を形成し

生活(経営)していく



奥さんからすれば

会社に住み込みで勤めて生活していくと

同義ではないかと思います



生活をする為に多妻制はごく自然という

意識ではないだろうか



そして彼女等をまとめる夫=社長の力量が

試され発揮される



たぶん夫は平等かつ公平に

妻達と接しているかもしれません



会社だって、平等に扱ってくれなかったり

公平な評価をしてくれなければ

反発しますからね、類似点が多い気がします



じゃあ、先進国は何故ないのか・ダメなのか



それはやはり『豊かさ』と『感情』だと思います



彼等はあくまで生活第一で

生活するため多妻制が必要と考えてるので

仕事に徹するのでしょう

ここに恋愛感情はあまりないのかもしれません



先進国の人については

豊かさがあるが故、恋愛感情が前に出ます



これが生活が四苦八苦している状況であれば

恋だの愛だの言ってられません



生活に便利・豊かになったがゆえ

恋愛感情を重視する余裕があるのでしょう



まあ今も、いい生活をしたい為

相手の年収や将来性で結婚を判断する人もいるだろうし



別に好きだから・いい生活したいから

結婚するというは悪い事では無いですし

日本ではそれが普通だと思います



でも、いまどき生活に困って

食い繋ぐ為、結婚というのは無いような気がします

それは戦前の話でしょうし

日本人の性格から一夫一妻制が適しているかと



話を戻して


高度経済成長期を得て

家事が楽になり、女性の社会進出が活発化



そうゆう世の中になれば

多妻制というのは不必要ですし

仮に一妻多夫制なんてのがあったら

感情的に嫌だと思います



江戸時代の大奥や側室というのは

表向きは跡継ぎをつくる為の制度なので

(権力闘争等もある点から)

社会性が高い気がします



総合すると

実は一夫多妻制って



社会性に富んだシステムであり

会社であると思いました



だからと言って

どうというのはないんですけどね