Maxon DD01 | プロト・カルチャー

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ROUAGEベストより マクロスからではない

恥ずかしながら、戻ってまいりました

エフェクター記事


本ブログのネタが底を尽きたのと(笑)

別ブログの使い方が難しい事もアリ

また不定期にぼちぼち更新していきます




大好きなエフェクターエフェクター SD-2

Maxonの01シリーズ



本日はDELAY



プロtoカルチャー


Maxon特有のON-OFF切替え不良が無い

良品でございます


まずレビューをする前に

一つ、伝えたい事が~あるんだ~音譜



このディレイはDELAY TIMEのレンジ切り替えがあります

中央に位置するこの切替SWはやたらめったら

切替えない方が良いです



それは何故かはてなマーク



元々JUNK品でこの切替がおかしい症状でして

その原因はその部分の半田が割れていたのだった



そこを半田し直して動作が良好になったはいいが

ここは構造と設計上、いずれ壊れるようにできている

言ってしまえば設計ミスかもしれない



なので、ここは極力、切替を控えて欲しい

切り替えるにしても強く押し込まず

丁寧におこなってください



さて、本題



修理の際LEDを紫かピンクに交換

青のようで青ではありません



ツマミは左からREPEAT

中央がDELAY TIME、右がDELAY LEVEL



REPEATとTIMEは説明不要でしょう

DELAY LEVELについては効き具合というか

絞りきれば、ほぼOFFに近くなります



前述のレンジ切替レバーSWは

Sで最大150mS

Lで最大600mSのレンジになります



Sはほぼダブリングに近い効果しか期待できません

Lはごく普通なDELAY効果という感じ



ちなみにREPEATを全開にしても

発振しません、むしろスペーシーさが増します



ジャックはIN OUTの他に

DRY OUTというものが搭載されており

ON-OFFに関わらず原音がそのまま出力されて

正直使い方にはてなマークがつきます

単純なステレオ出力なのだろうか…



音の質というか印象としては


『融通の利かないDELAY』

『生真面目』 『私DELAYですけど、何かはてなマーク』な


このキャッチフレーズがパッと浮かんだ



なんというかきっちりDELAYをする言えばいいのか…

非常に堅物なのです



一番近い感じがZoomの1010とか

BossのME-8に内蔵されている

マルチ系のDELAYに近く



それをややアナログ臭くした感じではあるが

いかんせん、やはり質はDigitalで

なにか妙に浮いてるDELAYなのです



試しにMarshallのEH-1 と弾き比べて

得心がいった



EH-1はクリーンにしてもドライブにしても

うまくマッチングした音になる



片やDD01は全体の調和に欠け

わずかにマッチングしてない音なのだ



EH-1はDELAY音が心地良く劣化するのに対して

DD01はしっかりリピートする…

つまりはあまり劣化せずに繰り返すので

妙に事務的・義務的・機械的な音になるのだ



なので、これはむしろ

キーボードとかベースとかボーカルあたりに使うと

面白いのかもしれない…



とはいえ、実際は使えない音でもないので

結局は好みというか、使う曲次第とも言える

セッティング的にはEH-1より使いやすいかと



なので、マルチのようなDELAYが欲しい人や

クセのない一味違ったDELAYを掛けたい人向けなのである



評価:★★三日月




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裏の写真、マイコンで制御しています