KUROYUME the end | プロト・カルチャー

プロト・カルチャー

ROUAGEベストより マクロスからではない

”死者は生者にはかなわない”



本日、黒夢『ミザリー』発売



いよいよ黒夢が始動する…

その上で、その中で

避けて通れない出来事がある



それは2009年の武道館

"CORKSCREW A GO GO!"


【the end】



これには賛否両論があり

後の【RePLAY】LIVE、復活宣言を聞いた人にとっては

ふざけるな!と言う声もあった



また自身は当時、再結成を茶番と評しており

渋々感を満載でプロモーションをしておりました



さらにはこの一連の流れを

【黒夢祭り】とも言っており



『いやだな~この黒夢祭り』と

とんちゃんと愚痴っておったそうな…



この表現を例えると

『昔着ていたセーラー服を着せられている』

という相変わらず絶妙且つ的確な例えです



とまぁ、人時と影の権力がやりたいっていうから

仕方なく演るんだからねっ!

というツンデレ感満載のLIVEなんですが



これらについては当時は

8割方本音だったと思います



ただLIVEに関して、対して?

いや!一連の流れはFakeなんじゃなかったのか?

と思った…



それを匂わせるのは

ソロのオフィシャルDVDの【15】だったか?

その中にある同公演のステージ裏の

オフショット映像



本編が終わりステージ袖に帰る清春

それをチャーリーがタオルで出迎えます



その姿はひどく疲れきっていた…?

というよりかは



落ち込んでいるような…


落胆しているような…


ひどく憔悴しきっている様子だった




その中での一言


『全然…ダメだった.......』





もし本当に茶番と思っていたら

この言葉が出るだろうか?



渋々やっていたのなら

『あ~あ、やっと終わったよ』

と言う感じではないだろうか



この時の清春さんは

声は震えていたようにも思え

素で落ち込んでる感じだった…



この映像を見る限り


決して軽んじてるわけでもなく


【黒夢】を嫌っているわけでもなく


真剣に取り組んでいたのだと思う



ただ、前述していた態度の裏側には

黒夢として清春を意識した

演じていたと言うべきだろう



黒夢の清春ならこうだろうというのを

再現していたのでないのだろうか



確かに半分以上はソロを慕ってくれる

評価してくれているファンに対しての

優位性というか優遇・手前もあるだろうけど



(そりゃ誰だって過去だったファンより

今のファンを大事にするよ普通)



だからか当時の清春というものは

すごく複雑なバランスであったと思う



今の充実したソロワークとファンに対して

片や過去の絶大な評価とファンに対して



どちらも間違えではない

矛盾した両方のせめぎ合い



その中で出た結論が

このプロモーションなのだろう



きっかけは人時だとしても

やはりくすぶっていた矛盾に止めを刺すために

この【the end】を演ったのだろう



そして、今回の復活にあたり

何よりも大きな進展なのが



新曲『ミザリー』のリリース音譜



清春本人も


『リリースが大きい』と述べている



これにより

初めて黒夢は生き返る



ただ過去の曲を演るだけであれば

以前から演っていた【RePLAY】となんら変わりない


死んでいる黒夢では意味がないのだ

生きている黒夢であることが重要なのだ



これについては

【the end】でのMCの


『今を…今を生きてください』が


大きく関係してくると思われる



つづく…