今回は、過去に私のブログで紹介した記事の、
その後のお話しです( ^ω^ )
それは、胸にエキスパンダーが入っていた時の事で、
大胸筋が動くと、その筋肉の動きに合わせて胸が動く。
それと同時に、不快な感覚がある。
といった話だったんですが、
乳がん手術で、大胸筋の下にエキスパンダーを入れ、
皮膚の直ぐ下に大胸筋がある状態ですから、
今となれば、その様な事が起こるのも理解できますが、
乳がん手術を終え、入院中にこれを経験した私は、
この思いもよらない事態に、ビックリしたもんです∑(ﾟДﾟ)ｷｬｰ！
棚倉先生に事情を聞くと、
「自家組織で再建すれば、大胸筋は元の位置に戻します。」
「皮弁はその上に入れるので、動きは改善されます。」
そう私に言いました。
『改善』
...。
今思うと、とても絶妙な言い回しなんですけど、
当時の私は、
なるほど！そうか！
自家組織で再建すれば、この動きは無くなるんだね！
であれば、不快な感覚も治るって事か！
そう理解しました。
そしてその後、自家組織再建を選択し、
手術を終えた私。
以前は、大胸筋に力を加えると、
乳頭乳輪の位置まで変わる程、大きく胸全体が変形していましたが、
そこまでではないにせよ、
でもまだ動く...(´･ω･`)ｱﾚ?
その動きを表現するならば、
マッチョな人が胸筋をピクピクさせる映像とかありますけど、
そんな感じ。
そして、大胸筋の動いた時の不快感は以前と変わらずそこにありました。
動きに関しては、以前よりマシになったので、
これを『改善した』と言ってしまえば、そうなのかもしれません。
でも、私が想像していた再建後の胸は、
いちいち動いたりしない、
違和感もない、
手術をする前と同じ様な胸。
話が違うじゃん！！！！
そう思いましたが、
先生の言葉を思い返すと、言い回しも絶妙で、
ジワリ...、「改善」て、
悪かった状態から、少しでも良くなれば改善だよな...。
元通り治るとは言っていない...。
これは、してやられた！と思った(´Д` )
でもまぁ、伸びた大胸筋も直ぐには元に戻らないでしょうし、
時間が経てばこの症状も消えていくかな...。
先生の発言に、ついつい一喜一憂してしまう傾向があるので、
そこは冷静に、暫く様子を見ていく事にしました。
だけど、手術から7ヶ月を過ぎても全然治る気配なく、
流石に、心配になり、
2023年7月25日
形成外科受診。
ここで初めて、この事を棚倉先生に相談をしました。
すると、先生からは、
「恐らくこのまま、一生続くかもしれない。」
という期待と違った言葉が返ってきた。
...。
ん(・ω・)！？
これについて先生は、
「エキスパンダーを除去した際、皮膜※を残したから。」
※エキスパンダーの周囲に出来た薄い膜。
そう言うと、
クリアファイルを皮膜に見立てて説明をしてくれました。
大胸筋と胸壁との間に、クリアファイルの様にスベスベした皮膜があって、
筋肉を動かす時に、そのスベスベのせいで筋肉が滑って胸が動く。
「そして、その感覚が違和感となるんでしょうね。」
と...。
なんと！
大胸筋が伸びてるのが原因かと思ってましたが、
違ったのか！
稀に、常に動きっぱなしで、酷い症状が出る方もいらっしゃるみたいで、
その場合は、保険適用で再手術ができるそうなんですけど、
「あなたほどでは、再手術の対象にはならない。」
そう言って、これ以上は相手にされなかった。
治るとばかり思っていたので、
まさかまさかでした。
「普段の生活でも、仕事でも、とても気になっている違和感なんです。」
「困る…。」
この結果に、またしても不満気な私に先生は、
「そのうち慣れますよ！」
と、
乳がん手術後、再建手術後、
もうこの「慣れますよ」を何度聞いた事だろう…。
慣れたからといって、「わかりました。」とも、絶対に言わない^ ^
それもそうですけど、
手術してから新たに知らされる事が多いなぁ…。
知ったところで、先生の言う通り、
手術をしない理由にはならないですけど...。
この件については、先生にまだまだ聞きたい事がありましたが、
それを伝える事なく、この日の診察は終了。
スッキリとした気持ちで診察を終える事なく、
病院を後にする私なのでありました〜^ ^
そして続きは、
また次回に記したいと思います！