シロウサギからのメッセージ


汁をたべた翌日、

かわやへ行く廊下で、あるものを目にする末の娘。

そのあるものとは、はじめはわからなかったが、

どうやら「骨」が吊るされているのだった。


昼間は、いちいち驚くにしろ、まだ平気なのだが、、、

夜になると、これが怖い、、不気味に青白く光っているようにも見える。


夜な夜な、恐怖心が募っていき、もう耐えれれない程の最高潮を迎えたある日、

孫はお爺さんに、アレをどこか目につかない場所へ移して欲しい、と頼んだ。

お爺さんは、「それは、なぜだ?」と問うた。

孫は、「だって、怖いもの。

そのうち、ウサギが化けて出るかもよ。

お前たち、よくも食べたな~って、祟られたらどうすんの?怖いよ~~」

と泣いて訴えました。


お爺さんは、

「そうか、怖いか、お前はお化けがこわいのか?なるほどなあ。

でも、お化けは怖いこともなんともないんだよ、

本当に、怖いもの、この世で一番怖いものは何か、教えてあげようか?」

と言いました。

「うん、何?」と末の孫は言いました。

お爺さんは、末の孫の目をじっと見つめながら言いました。

「それはね、生きている人間なのだよ・・・・、

それに比べれば、お化けなんか、カワイイものなのだよ、

世の中で一番怖いものは、生きている人間なのだ、

・・・・・そのことを覚えておきなさい」と。


その夜、廊下を通るとまるでぬ~っと姿を表したかのように見えた骨が、

怖いと思う気持ちは少しなくなっていました。

末の孫は、骨に少し手を触れてみました。

なんか少し愛おしく思えました、そして、心の中で言いました。

「うさぎさん、最初に見たときはあんなに小さかったのに、

、こんなに大きくなってたんだね・・・・

一緒に過ごせて楽しかったよ、ありがとうね」


末の孫は、うさぎと戯れた日々、

自分の運んだエサを美味しそうに食べる姿を思いだしていました。


うさぎとの思い出と、

お爺さんの「あの言葉」は

それからもずっとずっと忘れることはありませんでした。





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