Haloa Halau Hula O  Kilipohe   


あわのつき@Haloa Halau Hula O  Kilipohe

スライド&トークイベント

「星とボルケーノ ベガとポリアフとイワナガヒメ」




ハワイの伝承では、火の神ペレはタヒチから星の航海術を使ってハワイに辿りつきます。もし、ペレが火=火山の神であるならば、彼女の旅路を星が導いたことは大地が星とともにあることを意味します。ハワイの叡智の起点は、すなわち「星」であり「火山」です。それはまさに私たち日本人の霊性とも通じています。

神話に登場する火の神ペレと雪の女神ポリアフ。その関係は日本のコノハナサクヤヒメとイワナガヒメにも通じているようです。まずは「火=火山」について話してみましょう。ハワイと日本の創世神話では、火は蛇であり、太陽であり、月です。そして、それが実は「星」とつながっているのだとしたら。。。


星々は常に循環の中にあります。動かないと思われている北極星ですら、地球の地軸の傾きが起こす歳差運動によって何千年か毎に別の星へと移り変わっていきます。今の北極星はポラリスですが、約1万2千年前の縄文時代にはこと座のベガ(織星)でした。そして、2万6千年という周期で北極星は再びこと座のベガへと巡っていきます。古代の人々は、星を通して宇宙のはじまりや自然とわたしたちの大いなるつながりを深く感じ、生命は移り変わる星々に導かれ宇宙の循環の中にあると考えていたようです。「命は星のかけらでできている」という理論物理学者がいます。実際、私たちの身体を構成する元素を多い順に並べると宇宙を構成する元素の順と同じ並びになるそうです。


星はカオスでありながら、秩序の中にある。


死であり生。

闇であり光。

生命の循環は星とともにある。

占星術に一喜一憂する私たち。

生年月日は、星からのシリアルナンバー。


この地球で懸命に生きるわたしたちは、地上を旅する星なのです。


「星」と「火」の話をしてみたいと思います。


赤阪友昭


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あわのつき@Haloa Halau Hula O  Kilipohe

スライド&トークイベント

「星とボルケーノ ベガとポリアフとイワナガヒメ」


出演:赤阪友昭

日時:2019 09 06日(木)


日  時:9月6日(金)19:3021:30

場  所:Haloa Halau Hula O  Kilipohe

                (経堂駅徒歩4分)

     http://kilipohe.com

(お申込みをいただいた皆さんに、 

開催場所の詳細をお知らせいたします。)


参加費用:3,500円(振る舞い酒あります!)


申込方法:① お名前 ②メールアドレス 

③人数などの連絡先を明記の上、aoholookoa⭐︎docomo.ne.jp 

(⭐︎を@に変えてください)か、

石原敏恵メッセンジャーまでまで 

送信してください。

FBメッセージからも受け付けます。


〈プロフィール〉

赤阪友昭(あかさか・ともあき)

写真家。モンゴルでの遊牧生活やアラスカ先住民との暮らしをきっかけに「生命を継ぐこと」をテーマに活動をはじめ、主に人と土地との関係性に注目した作品を発表している。東北の震災後は、福島の被災地の人と土地の距離を主題に記録撮影を継続的に行い、日本各地で作品を発表する。2015年には南相馬市からの依頼を受け、被災地における人と土地の関係を映像化した『水の記憶、土の記憶ー南相馬から』をプロデュースする。この映画は、ウクライナの国立チェルノブイリ博物館にて一年間上映され高い評価を受ける。現在は、日本の原初信仰や祭祀儀礼を天文考古学的な視点から取材を行い、自然界における人間の位置についての思索と表現を続けている。大阪で“photo gallery Sai を主宰。近著に『The Myth - 神話の風景から - 』(松本工房刊)がある。