さあ、いよいよドゥブロヴニク観光です。
ホテルからドゥブロヴニクまではバスで15分ほどかかります。
出発準備を万端整えてバスで待っているとほどなく恰幅のいい現地のおばさんが乗ってきました。
ああ今日のガイドさんかなと思ったら、ふつーのただのおばさんでした。
ドゥブロヴニク行きのバスが行っちゃたから乗せてと運転手と交渉した模様。
それで乗車を許可しちゃう運転手と添乗員もどうかと思いますが、
そのことを聞いたバスの車内は大盛り上がり。大歓迎でした。
バスはドゥブロヴニク手前の展望台で写真撮影タイムを取るので、時間はかかると思いますけどね。
バスは私たちとおばさんを乗せて出発!
・・・したのにほどなくバス停で停車。また一人乗ってきます。
今度は若くて綺麗な女性。こりゃ大歓迎だなと思っていたらなんとおばさんの娘さんとのこと。
あのおばさんからどうやったらこんな子が生まれるの?なんて思ったり、
この子もあのおばさんのようになっちゃうの?と思ったり。
バスは予定通り展望台で停車して撮影タイム。
たしかに景色は良かったですね~。おばさんたちは運転手と話し込んでましたけど。
30分ほどの撮影タイムのあといよいよドゥブロヴニク市街へ突入!
それにしても混んでました。ここはドゥブロヴニクのメインストリートですが、
日本人だけでなくヨーロッパ各地からやってきた観光客ですごい事になっています。
なんで忙しいかというとこの日の午後はドゥブロヴニクフリー観光か、となりのモンテネグロにある
コトルにバスでいくかの二者択一だったのですが、結局同じグループのみなさま全員で
コトルに行くことになっていました。この時期のコトルは非常に人気があって道路が混むので
早めに行動しようということになっていました。そのため昼食時間を1時間繰り上げたのですが、
その結果、私の席だけがさんさんと降り注ぐ太陽のもとで昼食を食べることになりました。
予定通りの昼食時間だったら確実に日陰だったのに・・・・また美味しい目にあってしまいました。
昼食後、コトルに向かったわけですがこの付近は非常に海岸線が入り組んでいて
道路を素直に走っていては時間がかかります。
というわけでフェリーでショートカットしてコトルに向かいました。
コトルはモンテネグロ共和国の街、モンテネグロはキリル文字を使っています。
なんて書いてあるかさっぱり分からん・・・
コトルの時計台。街ができた頃に作ったスイス製の時計で、その時にメンテのためにやってきた
職人の子孫がいまだ在住だとか。素敵。
コトル自体は非常に小さな街なので1時間ほどで観光は終了。
ドゥブロヴニク~コトルは国境もスムーズに通過してきたので、
帰りも大したことないだろうと思っていたら、国境の手前2キロほどからまったく動きません。
この日の夕食はホテルでバイキングのはずですが、遅くなるようなら弁当になると言われています。
まあ大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、全く動きません。恐るべし。
そんな膠着状態は実は長く続きませんでした。
突然添乗員から「さあ、これから大変なことが起きますよ。」とのアナウンス。
何が起こるのかな?
対向車線にクロアチア警察のパトカーがやってきました。
すると私たちのバスがパトカーのあとに付いて対向車線を走りだしたのです。
私たちのバスだけでなく観光バスが何台もパトカーの後をついて行き、
あっという間に国境の検問所も通過してしまいました。
なんで?
私たちのバスの数台前のバスの運転手があまりの渋滞に業を煮やして、
知り合いの警察官に「おい、ひどい渋滞だから先導しろ!」と電話をして、
先導させたみたいです。でもパトカーの後ろに付けるのはクロアチアナンバーのバスだけ。
なんかすんごいエコひいきをしてもらいました。
国境検問所もバスのレーンはがら空きだったので、たしかに良かったのですが。
結局ホテルには18:30には到着してゆっくりと温かい夕食にありつけました。
あとから聞いた話では同じようにコトルに向かった同じ日程の他のグループは、
ホテル到着が22時を過ぎたそうです。
ついてたなあ。