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カミキリムシにはホウ酸入り石灰剤

いま我が庵の畑では、毎日10個程のイチヂクが収穫されていますが、じつは、イチヂクの実がなり始めた7月中頃、木の幹がカミキリムシの幼虫にやられてしまいました。
一カ所ですが、木の幹からおが屑が噴き出していて、幹の中がかなりやられている様子。青い実が数十個も付いているのにこのまま枯れてしまう・・。何年か前にカミキリムシにやられたとき、殺虫剤や木酢液が
全く効かず、木を枯らした経験があるので、今回もほとんど諦めていました。
あと一週間もすれば赤紫色に熟す実が何個もあるのになんとか駆除できないかとネットや本を調べても、結局は90パーセントは枯れてしまうとの結論。ただ予防法として消石灰を水にドロドロに溶いて、幹の下の方に塗るとカミキリムシが避けられると書いてあったので、ダメ元でこの消石灰に、人体には安全であるのに殺虫効果のあるホウ酸剤を混ぜて、おが屑が噴き出している場所にたっぷりと塗りました。
2〜3日様子を見ていると、幹から新たなおが屑は出て来ず、幹や葉も元気なままでした。
その後、今日まで木の幹から噴き出すおが屑はなく、実もなり続けており、幼虫は駆除できたと思います。
カミキリムシの被害の予防だけでなく、被害にあったときも諦めずにホウ酸剤入り石灰液を試してみて欲しいと思います。