8月25日(月)

今日は、声を出して笑ってしまいそうになった短歌を紹介しよう。

(昨日の「朝日歌壇」に佐々木幸綱氏選 で掲載された 仙台市のSさんの歌。新聞紙上に発表済み、という事で個人的におことわりなくお借りします)

 

「亡き母の一周忌には卒寿群れ喜寿の吾など若造扱い」

 

私は今、84歳半、20代、30代の若者から見れば仙人みたいな婆さんに思えると思う。

よくもまぁ、そんなに生きてるわね、と言いたくなるような年齢である。

所がここのホームでは84歳はまだまだ若い? 方である。

100歳を超えた方も数名おられるし、90代は現役と言う感じ。 そんな方から 「すすきさんはまだお若いから」 なんて言われる。 実はそういわれるのはとても嫌なんだ。

だって言う方はシャキシャキしていて、私は杖なしで立っていられないヨタヘロである。

「あんた、私より若いくせに、何よその様は、もっとスッキリシャッキリしなさいよ。だらしのない」

と叱られているような、いびられているような。

 

年齢の「数」 の部分は平等で、まぁ符号みたいなもの、どうだっていいじゃないの、と思う部分があるが、こだわる人はこだわるものだ。 若い時は若いが故の理由で。

女性の平均寿命は 87.1だったかな。 だから、老人ホームにこれだけ高齢の方がおられるのは、納得の事実だ。

 

ただ、面白いのは、冒頭で紹介の短歌もそうだが、若いとかトシね という基準は大抵自分なのだ。 自分より年下は 「若い」 のだ。 社会的地位も役割も終え、競争する事もなくなって、残るは歳だけか。 多分、皆、体のどこかに不具合の一つや二つ抱えているだろうが、「なによ、あの人、私より3つも若いのにあの様よ」 なんてひょっとして誰かを安心させたりしているかも。 これもまた爺ちゃん婆ちゃんの可愛い遊び心 と捉えましょう。