4月28日(日)

あ、そうか 世の中はゴールデンウイークに突入したのだ。

そんなこと、まるっきり忘れていた。 ちょっと寂しい。

50mほど歩いても息切れがするという、体調不良のせいで、寝ても起きても怠いんだけど。

 

それでも土曜日の短歌講座に出かけた。 かなり不安だったけど。

講師が交代して、1回の講義で辞めたら、その講義が悪かったみたいで悪いよな、気の毒だよな、というのが頑張って行った主な理由。

前の講師は23年も続けておられたようで、長きにわたってご一緒した受講生たちは、それぞれの個人的事情と重ねて、辞め時 と思った人が多かったみたいで、半分以上の方が辞めてしまわれた。 残ったのは5人。 

 

人数の少ないせいもあるだろう(受講生の作歌の批評だけでは時間が余る?) 前半は短歌に関わるレクチャーを入れてくださっている。

5人のために、教材のプリントも用意して。 短歌の歴史に始まって、昨日は与謝野晶子を主に

近代ではあるが明治以降の歌人の短歌を解釈してもらって、というような、久しぶりに高校の頃に帰ったみたいで、今のところ、私はいいな、と思っている

 

現代の短歌は、「俵万智」 以前、以降と言われるほどの影響力らしいが、俵さんの口語表現が歴史を変えるほどのもので、すっかり口語表現短歌が多くなってしまった。

日ごろ開く本のものも、新聞投稿の歌も、現代語? だ。

そこで、久しぶりに、この講座で万葉集だの、古今和歌集からの歌が並べられ、日ごろご無沙汰してるものだから、古文の表現とリズムが懐かしくて、かつ新鮮だった。

古文の表現って、なんて美しかったんだろう、みたいに感動した。

聖書の言葉でも、不思議に、文語表現のものが憶えやすかったりする。

今更、そんな表現で詠むことはできないだろうけど、それに気づけて、がんばって行ってよかった、と思った。