4月24日(水)
私の誕生日のプレゼントに長男が贈ってくれた本がある。
「プロジェクト・へイル・メアリー」 上下 である。 2022年に世界中で話題になった作品とか。 できるだけ前情報を入れずに詠むことがお勧め、だとの注釈付きで。
その後、ちょうど白内障の手術をし、遠くも近くも見られない、見えない状態が続いた。
もう2か月したら、会うメガネを作ろうと思っているが、思ったより手術の成果はよくない。
でも、これは仕方のない話。 ある視力で、できることをしましょう。
現在、本を読むのは拡大鏡を使い、パソコンのディスプレイも部分的に拡大鏡を使う。
というようなことで、この本を読み始めたのは3週間ほど前。(あまり熱中できない)
そもそも、私にこのSF小説はミスマッチだ、と思った。
主人公は宇宙科学者。 書き出しは、彼が宇宙船で、記憶喪失状態で目覚め、徐々に記憶を取り戻しながら、自分のミッションを思い出し、同時に読者い解説してゆくわけだ。
そもそもの目的は、太陽が アストロファジージー というものに感染し、そのため太陽エネルギーが指数関数的に減少し、それは地球上の生物の全滅に繋がる。それを止めることがミッションなのだが……。
これらのことを、物理学的に、天文学的に、化学的に、気象学的に、そうあらゆる科学の知識を集めて説明しようとするのだが、悲しいことに、私は高校の物理さえ選択していないし、その他科学全般の知識の乏しいこと。
初めは検索して理解しようかと思いかけたが、ムルムリ。
内容の理解はあきらめた。 途中から同様の目的を持つ異星人ロッキーと出会う。
ここらあたりから、ちょっと漫画チックな要素があって、そのやり取りや、主人公グレース博士の思考や工夫が面白い。
科学音痴は科学音痴なりに、文系人間的思考で、作者の意図とは違ってるだろうが、地球滅亡を救う勇者の物語として面白かった。 これは上巻。 拡大鏡を使って下巻も詠むつもり。
SF小説は空想の物語であるとともに、科学の物語なのだと知った。
プレゼントされた価値はあったかな。