3月14日(土)

入居者の方で、顔を合わせると必ず「日の経つのが早いですね…」と言われる方がある。老人同士、大抵は共感するあいさつ代わりのフレーズってところだ。

 

昨日、V病院に、1週間前にした 造影剤を使ったCT検査の結果を聞くために、朝9時の予約に合わせて出かけた。

半年に1回の割合で検査を受けているが、さて、これが何回目やら、手術日が3月2日というのは不思議にきちんと覚えているのに、えーと、2年前かな、3年前かな?

旧い手帳まで出して確認した。 2023年、3年前の手帳に記録が残っていた。

3年って、中学、高校では在学期間に当たる、そんな長い時が経ったのかと、もう一度指を折る。

病状が軽かったのか、私が能天気なせいか、不安や心配や怯えなどを心に描くことなく、そのために苦痛を感じることがないからだろうがほとんど忘れて暮らしている。

むしろ、変形性膝関節症の不自由さや痛みのほうが問題で、私の行動制限が激しい。

そのお陰か、命に係わるガンのほうのことは圏外である。

 

「3年たって、この年齢ですし、検診はもうやめたいと思うんですけど」 とDrに言った。 「これから再発や転移が見つかって暴れだすのと、ほかのことを含めて死ぬことを考えたら、どちらがどうとも言えませんし、……」あまり偉そうな口調にならないように、と思いながら言った。

「あなたの場合は3か所のガンを一度に摘出しているので、まぁ、一般に言われている5年くらいは…」 

それで見つかってどうするというのだろうかと思ったが、それは言わなかった。結局間をとるように、「1年に1回」 ということになった。

来年の3月上旬に予約を入れた。過ぎ去った3年は早いけれど、1年先って、ずいぶん先、生きてるかな。 (そう簡単に死ねないんだってば)

医師の立場からすれば、せめてセオリー通りに進めていくことを選ぶだろう。

きっと、上手な手術をしてくださったから生き永らえてるのだろうに。

 

世界情勢もなんかややこしい。 艱難時代が来るのだろうか、現代はその前兆?

勝手ながら、私の生きている間は平和でありますように。 現在の一日一日が平穏でありますように。